プロフェッショナルマネジャーの仕事はたった1つ

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 79
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761274641

作品紹介・あらすじ

「類まれなスキルと知識」と「高潔な人間的魅力」
それこそが優れたマネジャーの必須要素だと思っていませんか。それは行き過ぎた考えです。
それらはマネジメントにおいて役に立ちますが、必須の能力ではありません。

では何が、優れたマネジャーたらしめるのか?

じつは、一握りの優秀なマネジャーはある「たった一つのこと」を実践しています。
それが「配る」マネジメントです。
このマネジメントを実践することで、「組織の目標達成、部下の意識向上、自身のキャリアアップ、職場の危機管理、イノベーション」すべてを実現させることが可能になります。

著者は、慶應義塾大学の名誉教授にして、MBA国内トップの評価を受ける、名古屋商科大学ビジネススクールで教鞭を執る髙木晴夫氏。
約3カ月間、7回にわたって慶應ビジネス・スクール生に向けて行った「マネジメント特別講義」の講義内容と質疑応答をまとめたのが本書です。

感想・レビュー・書評

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  • Audibleで。
    「配る」マネジメントに納得。
    よくあるマネジャーに求められるスキルやフレームワークなどはあまり記されていない。
    とてもためになる内容だけけど、個人的にはあまり刺さらなかった。もう少し突っ込んで欲しい感。

  • ・マネジメント=人(上司・部下)を動かすこと。状況把握・判断。仕事の結びつきを調整。部下と共に働き、担当とする仕事を達成すること。
    ・配るマネジメント。配るのは情報。状況情報、方向性情報、評価情報、個別業務情報、気持ち情報。
    ・なぜ部下に情報を配るか。動機づけのため。
    ・マネージャーは情報を獲りに行く必要がある。
    ・上司は情報を通じて部下に働きかける必要がある。部下の認識を上司に情報として上げる。
    ・情報はじっとしていても手に入らない。獲りに行く。社内外・ヒト・文書等。
    ・経営は専門能力。日々の自己研鑽により身に付ける。
    ・コンセプチャルスキル:上位職になればなるほど重要。ヒューマンスキル:一定。テクニカルスキル:担当レベル程必要。
    ・ヒューマンスキル:人間理解
    ・能動的に動き、自ら情報を獲り、会社のための行動ができる。部下の育成ができる。

  • MBAの講義を聞いているような感覚で読了
    どうしてもMBAの本となると内容が堅苦しく、読み進める手が止まってしまう自分だが、本書は図による解説や専門用語を多用せず、分かりやすい説明を取り入れているため、初心者でも理解しやすい内容だと思います。

    また、本書では「配る」マネジメントを実践する目的や手段について、
    詳細に記載されており、まずは、それらを意識しながら仕事に取り組んでみようと思います。

  • マネージャーの階層ごとに求められることの違いや必要なコミュニケーションのあり方について言及されており大変学びが多かった。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授。現職は名古屋商科大学ビジネススクール教授。2018年まで法政大学ビジネススクール教授。2014年まで慶應義塾大学大学院経営管理研究科(ビジネススクール)教授。MBA(経営学修士)課程で「組織マネジメント」科目を長年にわたって教えてきた。専門は組織行動学。人が人の集団を動かすための研究を続けており、教育でもその成果を持ち込むことで、教員と学生による双方向型の活発な授業運営を行う。慶應ビジネススクールは米国ハーバード・ビジネス・スクールを範に設立され、ハーバード流の「ケースメソッド」という討論形式で授業が行われており、日本におけるケースメソッドの第一人者として知られている。

「2020年 『プロフェッショナルマネジャーの仕事はたった1つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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