- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761275174
作品紹介・あらすじ
「部下の管理」に疲れた人必読!
見るべきものは「人」ではなく「タスク」だ!
年間2000名以上のリーダーが実践!
リーダーもメンバーも幸せになれる目標を絶対達成するチームはこう作る。
働き方改革、自然災害、新型コロナウイルス…、めまぐるしく外部環境が変化する中で多様な価値観をもった部下と接するリーダーの悩みは深い。
そのリーダーたちの悩みを解消する新しいマネジメント手法を伝授します!
「あいつ家でちゃんと仕事してるかなあ」と思いめぐらす必要はありません。やるべき仕事を時間で計れる作業=タスクにまで落とし込み、そのタスクの進捗を管理するマネジメント手法です。
リーダーだけでなく、チームメンバーもやるべき仕事と納期が明確になるので、「おれが言っていたのと仕上がりが違う」や「いつになったら出来るんだ」等をリーダーから言われることなく、ストレスが減ります。
この仕事をタスクにまで落とし込み、そのタスクをサクッと行うチームを「サクタスチーム」と呼び、生産性が上がり、「経済的」「時間的」「精神的」な余裕を手に入れることが可能になるのです。
感想・レビュー・書評
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マネジメントやリーダーシップについて説いた本ですが、その中から個人向けに活用できそうな内容を集約
<サマリ>
・逆算思考を癖付ける
-疲れているから運動できないではなく、運動するから疲れない体が手に入る
-ワクワク仕事をするから結果が出るのではなく、結果を出そうと必死に取り組むから仕事が楽しくなり、成果ややりがいもついてくる
-何かを「やる」前に「やる気」という感情は存在せず、何かを「やった」後に「やる気」という感情が生まれる
・スケールテクニックを習得する(要はタスクを見積もるスキルのこと)
-感覚で見積もるのではなく、数値化して見積もり、乖離があったらPDCAを回して精度を上げる
-予実管理にはタイマーを使って数値で見える化したほうが成果がわかりやすい
・セルフハンディキャッピング思考は止めるほうがいい(あたかも自分がハンデを背負っているような言い回しをすること)
-結果が出なかったら「◯◯だから仕方ない」と予防線を張り、結果が出たら「思ったよりうまくいきました」と成果を強調するのは自己中心的な行動
-「失敗したときの言い訳」を事前に準備しておく癖がついてしまうと、結果を出すための行動を無意識に手抜きしてしまうようになる
・「ピグマリオン効果」と「ゴーレム効果」を理解し、周囲に期待してもらえるような行動を心掛ける
-ピグマリオン効果は「期待されればされるほど成果を出す傾向が強くなる効果」
-ゴーレム効果は「期待されないことによって、成果が落ちていく傾向が強くなる効果」
・結論に至った理由もセットで説明すること
-理由を明らかにせずに結論だけ説明すると、論理性が崩れ、かえって話が長くなってしまう
・改革や改善を突き進めていくときには「デメリットがつきもの」である
-いま既に持っている、または過去に手に入れたメリットのいくつかを捨てることが必要
-新しく始めるならまだしも、既存の事業の改革や改善には必ずデメリットがあることを理解した上で進める
・「やり方」ではなく「あり方」に目を向ける
-「やり方」の決まっている仕事のほうが最近は少ない。「やり方」にこだわらず、どうあるべきかを考える
ー「あり方」は1つに絞られ、「やり方」は無限にあると考える。
-不確実性の高い世の中において、必ずしも過去の延長線上に現在があるわけではないことを頭に入れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『感想』
〇優れたリーダーは部下(人)ではなくタスクを見ているということだった。ただこの考えは、タスクをこなせる人だけが必要でタスクをこなせない人をどう成長させるかは考えていない。
〇リーダーの務めとして、能力のある部下にはさらに成長するためのミッションを与え、リーダーをこなせる人に育て上げることがある。同時に力が劣っている部下には、能力の底上げと長所を伸ばす教育を仕事を通じて行うことがあると思う。
〇できない人に対して見切りをつけることは簡単。実際教える時間が、自分がこなす場合に比べて多く必要だったりするから、嫌になったりもする。でも個性のある人に合わせた指導ができるかどうかが、リーダーの資質ともいえる。
〇締まった空気が大事だということは実感として理解できる。特に仕事で言うならば、遊び心があったとしても遊びに来ているわけではない、成果を出すことが目的なわけで、自分だけでなく共に仕事をこなす仲間もそうでなくては仕事をこなせるチームではない。
『フレーズ』
・そもそもやる気という言葉は、やる気のない人間によって創作された虚構である。だから、やる気を出すための方法を考えるほど無駄なことはない。【池谷裕二】(p.30)
・決して相手も自分と同じ価値観を持っているとか、同じ前提知識を踏まえたうえで発言を受け止めているとか、そのように思いこまないことです。(p.125)
・もっともパフォーマンスが高くなるチームの空気は「締まった空気」です。いっぽう「緩んだ空気」「縛られた空気」は、パフォーマンスを下げます。適度なストレスが、最も人の「やる気」を促進させるのです。これを「ヤーキーズ・ドットソンの法則」と呼びます。(p.196) -
やり方があまり美しくないなと感じたが、手段として持ち合わせていくことはよさそう。管掌スタッフの性格でも、とにかく没頭したい、上長に従順であるならば、タスクを分解させて、達成感をつけさせることは大事だと感じた。しかし、目を向けたいのはその先のゴール。細かく分けたタスクを取り組むことで、どのような状態になるのかは、1on1や定性的な目標(OKR的な)ものを噛み合わせることで、スタッフの良い成長が望めるのかなと勝手に解釈。
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やり方よりあり方を考える、とはその通りだと感じた。目的を見失っては、やり方やタスクを並べたところで意味はないからだ。目的を適切に設定、周知した上で、タスクを洗い出してゴールに向かってプロジェクトを進めることの大切さをあらためて感じた一冊だった。
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仕事に人をつけるという欧米流の考え方
作業にかかる見込める時間を予測できるものがタスクで、サクタクを実践していこうてお話
んー仕事内容とマッチしなかったからあまりイメージしづらい。 -
心に残った言葉
やる気とはやる気のない人間によって作られた虚構
やる気は何かをやった後に手に入るモノであって、先にあるものではない
タスクを作って動け!
タスクを作って、実行、やる気出る!
さらにタスク作る、実行の繰り返し
ゴールダウン方式
ゴールを頂点としてブレイクダウンさせる発想
目的ありきでタスクを考える
(人ありきではない)
コミュニケーション効率を良く
(短く迫力のある言葉で)
ゴールと関係ない無駄なタスクを増やすな
(そういう人は結構いる)
多い、少ない、大きいなどの比較形容詞は結論を表している
使うなら、根拠をしっかりと示すべき
目的がはっきりしていない業務は全て廃止
同じ会議内でタスクを混ぜて話をしてはいけない
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年間2000名以上のリーダーが実践!リーダーもメンバーも幸せになれる目標を絶対達成するチームはこう作る。見るべきものは「人」ではなく「タスク」だ!
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やる気は逆算思考で手に入る
やる気がでない→とりあえずタスク処理する
やる気がでる→さらにタスク処理するの連続
結果プロジェクト完了。
これ、セルフマネジメントにも使えるじゃん
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000341.000011466&g=prt