ボケ日和―わが家に認知症がやって来た! どうする?どうなる?

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 453
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761275440

作品紹介・あらすじ

梅沢富美男夫妻推薦!
この本に書いてあることを覚えておけば一生安心だね。

イラストは、『大家さんと僕』の矢部太郎氏

認知症の進行具合を、春・夏・秋・冬の4段階に分けて、そのとき何が起こるのか?どうすれば良いのか?を多数の患者さんのエピソードを交えて描いた、心温まるエッセイ。

人生100年時代、誰もが避けられない道
知っていれば、だいたいのことは何とかなるもんです。
認知症専門医が教える、ボケ方上手と介護上手

感想・レビュー・書評

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  • 認知症の兆候やその対応がメインかと思いきや、介護者に無理をするな、ということがメッセージだった。
    介護って大変だし、認知症の人は気分の浮き沈みが激しいから、介護する人の精神状態のほうが大変。いつか、そういう時になるかもしれないし、私もそういう思いを子ども達にさせてしまうかもしれない。だから、できるだけ、介護施設に頼ろうと思った。

  • 大変ためになりました。
    気付いたところから行動していかないと。

  • 待つことが苦手になる。今まで通りを求めないのが大事。認知症になると頻繁に通帳を探す。こんなところにしまっておくと忘れると思うのだが、変更後に忘れてしまう。家電を買い替えると新しいものの使い方が覚えられず生活が立ち行かなくなることがある。ガス台は危ないので立ち消え安全装置がついたもの、もしくは電気タイプがおすすめ。
    患者のわからないこと見当識障害を試すのはNG。むしろ情報を与えるコミュニケーションがよくて、孫の〇〇だよ、みたいなのがいい。
    周辺症状、幻覚や徘徊、異常行動などは方っておいても一から二年で落ち着く。
    グループホームは終の棲家と思って選ぼうとすると大変。いったん状況と家計にあったものを選ぶ。まず元気なうちはアクティビティなどのあるグループホームにしておき、寝たきりになったら特別養護老人ホームなどに入るのがよい。グループホームには看取りに対応してないところもあるので注意
    最後は食べ物が認識できないもしくは食べれなくなり老衰を迎える。下手に入院すると胃ろうや点滴で無理やり長生きさせられるため注意。
    飢餓状態が続くとモルヒネ物質が脳内で出て苦しみがなくなる
    物忘れの症状が出てきたら認知症専門クリニックや老年科がある病院で見てもらうのがおすすめ

  • うちの父が認知症世界に足を踏み入れたので読んでみた。
    著者の長谷川さんの文章がほのぼのしていて
    なんか癒された~&勉強になった~
    認知症になった本人の気持ちを理解しやすくなった一冊。

  • その時になってからでは遅い。まだ何にも症状のない今が学び時。
    私かもしれない。主人かもしれない。二人ともかもしれない。二人とも何でもないかもしれない。
    分からないからこそ、今が学び時です。
    認知症について、もっと学びたいと思いました。

  • 介護者の気持ちに寄り添って書かれた本でした。
    手が出せないなら口も出すな。でも金は出して。
    これはなるほどと納得。
    春夏はほのぼのと面白く読める。
    秋は少し真面目に考えちゃう。
    冬、最後の章はやっぱり笑えないけど、すごく勉強になった。状況により病院で看取ることも、自宅や施設で看取ることもあるだろうけど、病院の場合、がん以外では延命措置をせざるを得ないとは知らなかった。生命体として終わりが来たのならば、自然に任せるべきだと、今のうちに胸に刻んでおこう。

  • 身近に迫ってきてますな、認知症。歳をとって頑固になった。怒りっぽくなった「ちょっと変」からはじまり、進行はゆっくりながら本格的物忘れの段階に突入して「かなり不安」に。そして暴言・妄想・徘徊・幻覚が「困惑」の時。やがて失禁、弄便など見られるようになり、一日中ぼんやりと・・人生の終演ん「決断」の時を迎える・・・辛いですな。

    事前に知っていれば、何とかなるもんです。

    でも、このことさえ忘れてしまったらと思うと周りの者に理解してもらわなければと、早速家族に本を読むようにお願いしました。

  • 借りて読んだ本。
    もう少し早く出会っていたら、少しだけ心に寄り添える場面もあったのかな、と思う。

    絵柄もかわいい

    いざ自分の番になったときに知識として知っておけば、少し余裕を持って過ごせるかも。
    その時はこの本を改めて買って、手元に置こうと思う。

  • You Tubeでこの先生のことを知り、本でも読んでみたくなった。
    リラックスして認知症を受け止められるようになる。親がそうでも、自分の未来であっても。
    こういう主治医の先生が増えたら、凄く心強いのになぁ。

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著者プロフィール

1966年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。認知症専門医。現在、医療法人ブレイングループ理事長として、在宅生活を医療・介護・福祉のあらゆる分野で支えるサービスを展開している。主な著書に、『認知症専門医が教える 脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』『ボケ日和』(小社)などがある。

「2023年 『マンガ ぼけ日和』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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