改訂版 はじめての人の貿易入門塾

著者 :
  • かんき出版
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本棚登録 : 27
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761275532

作品紹介・あらすじ

貿易実務を身につけるには、「貨物の流れ」と「お金の流れ」「書類の流れ」の理解が必要。本書は、貿易実務の3つの流れを理解しやすくするために、取引実務をイラスト図解でわかりやすく解説し、ポイントをつかみやすくした入門書。インコタームズ2020の改訂に対応するとともに、決済や通関などの最新情報を盛り込んだ一番わかりやすい貿易実務の本。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事で貿易関連の知識が必要になったことがきっかけで読んだが、非常にわかりやすかった。
    貿易の取引の流れやリスク、具体的な方法や取引、条件、輸送の仕組みなどなど本の名前の通りしっかりと基礎を学べた。
    見開き1ページで一応ご説明しているためとてもわかりやすい。
    また文章での説明の後に同じ説明を頭でまとめてくれているため、理解が深まった。
    仕事において貿易の知識を完璧に身に付ける必要は無いものの、この本に書かれている内容は押さえておいたほうがいいと思った。
    少なくとも用語は覚えたい。
    今回は図書館で借りたが、購入してもいいほどの本だった。

    英語3文字でDDPなどのインコタームズを仕事の中で聞いたが、どこからどこまでを対応するか、どのような方法で輸送するかに基づいて区分けしていると知って、とても便利な仕組みだと思った。

    当たり前だが、貿易においては他国との取引になるため、取引上の信用などを確認する必要があったり、荷物の紛失や破損等のリスクを考慮する必要があるなど勉強になった。

    また、貿易と言われると、貿易船が運河の間を通っていくようなイメージがあったが、航空輸送と言う方法もあるのだなと改めて感じさせられた。
    精密機器などは航空輸送が一般的なようなので仕事に関わる航空機機での輸送に関連する部分は覚えておきたい。

    貿易の手続きは各社の通関士等の担当者が対応するものだと思っていたため、貿易の手続きの代行をする代理店などもいるということは意識したことがなかった。
    また商社などはそういった貿易の手続きを自社で行っているようだが、スポットで貿易が発生するような会社は、フォワーダー等の代理で対応してくれる会社に任せるのが一般的だということは知らなかった。
    海外とも関わる仕事をしているため、貿易の資格をとっても良いかもしれないなぁと浅い気持ちで思っていたが、自分の会社ではそういった需要はなさそうだし、転職先でもあまり役立たなさそうなので、違った資格を取ろうと思った。
    何か良い資格ないかなぁ。

  • 今後ともお世話になります。

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著者プロフィール

貿易ビジネスコンサルタント。ジェトロ認定貿易アドバイザー(現AIBA認定貿易アドバイザー)。1953年大阪生まれ。1976年神戸大学経済学部卒業、同年に総合商社の丸紅株式会社に入社。運輸保険部にて鉄鋼製品、製鋼原料、穀物、肥料、砂糖、機械など多岐にわたる商品の貿易実務に従事する。10年間の米国駐在を含む国際ビジネス経験が豊富で、商社や船会社、保険会社、フォワーダーなど貿易関係業界に幅広いつながりを持つ。2001年より丸紅鉄鋼株式会社に勤務し、物流保険部長、常勤監査役を経て2018年に同社退社。貿易ビジネスコンサルタントのほか国際商業会議所(ICC)日本委員会をはじめ各所で貿易実務セミナー講師を務める。
著書に、『改訂版 はじめての人の貿易入門塾』『改訂版 これならわかる貿易書類入門塾』(いずれも小社刊)がある。

「2021年 『改訂版 貿易実務完全バイブル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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