相談援助: 分かりやすいソーシャルワーク実践 自らを問い可能性を感じとる こどもたちとの関わ
- 学苑社 (2006年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761406028
作品紹介・あらすじ
著者は、ソーシャルワークのことを知らない人が読んでもさほど抵抗感がなく、関心をひきつける本はないものかと常々考えていた。硬い文章ではなく、日常の語り口でソーシャルワーカーの考えや活動について述べられたものがあれば、親近感も湧くのではないかと思った。そこで、聞き手とのやり取りも含めて語った講演をテープ起こしをしてまとめることにした。
感想・レビュー・書評
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この本を通して、ソーシャルワークについて、初めて体系的に触れました。
とても読みやすい本です。
これまで、いじめや不登校、引きこもりといった課題を抱える、多くの10代、20代の人達と関わってきた経緯もあって、私は心理学や精神医学の本はたくさん読んできましたが、この本に出会って、「まだまだ学ぶべきことはたくさんある!」ということを知りました。また、私がこの10年やってきことは、ソーシャルワークに近いことも感じました。
さらにこの分野を学びたいという意欲をもたせてくれたことに対して、著者に感謝したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子どもたちが背負っている荷物を少しでも軽くするために、スクールソーシャルワークの最前線を歩まれる著者の誠実なお人柄が伝わってきます。自分をいい状態に保つ、相手の可能性をキャッチする、エコロジカルな枠組みで考えるなど、相談援助のベースにしたい(すべき)考え方を、この本は教えてくれます。そして、何より大事なことは、自らの価値観や相手に対する敬意や誠意であると。スクールソーシャルワークの実践がもとになっていますが、対象を置き換えることで、どの分野の相談援助にも共通することが読み取れると思います。