住まいを四寸角で考える

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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761523688

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  • 前半は、著者自身の手がけた古民家の再生の具体的な手法。
    単純に一軒の建物を再生するだけではなく、今現在の日本の森林資源をいかにして生かすかという視点から選ばれた杉の四寸角の柱と、それを支えるやはり杉の丸太、壁には一寸厚の杉板。

    後半は、日本の民家の学術的考察。地方による民家構造の違い(例:西日本はかまど、東日本はいろり文化)は主に地域の気候によるものだった、などの考察は興味深い。が、雑誌などの媒体に発表したものをほぼそのまま掲載しているのだろう。最後の方の章は同じ話の繰り返しが続く。本にするにあたって少し整理をして欲しかった。

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著者プロフィール

安藤邦廣:建築家、筑波大学名誉教授、日本茅葺き文化協会代表理事。1948年宮城県生まれ。専門は日本の木造伝統技術、茅葺き民家や小屋と倉の研究、板倉構法の技術開発とデザイン。日本建築学会賞(論文)2011年。著書に『日本茅葺き紀行』『小屋と倉』など。

「2023年 『BIOCITY ビオシティ 95号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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