- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761523992
作品紹介・あらすじ
ワークショップって?本当の意味は?正しい使い方は?その考え方と方法を示した待望の書。
感想・レビュー・書評
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社会学視点でワークショップを語る。
今の疎外感を持つ空気の対策として地域疎外もあるなか、主体性をもってまちづくりに励む例がよい。
仕事でも使える方法でファシリテーターとプロセスマネージメントの大事さ感じる。
また時代は求めている。
KJ法の哲学背景を解説の中で知れたのが収穫で、
小さい意見こそ鋭い視点があると気付かされるので
ファシリテーションするさいに小さい意見をいかに拾い上げるのかが腕の見せ所に感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前、「ワークショップが生まれた経緯や実施の際のポイントがうまくまとまっている」と紹介されたことがあり、興味を持って読んでみた一冊。ワークショップとはこういうものだ、と暗記に近い形で型を覚えるのも最初はいいと思うけど、なぜそうなっているのか、何を解決する必要があったのかという点がしっかり書かれていて納得しながら読めたので、興味のある人にはおもしろいと思います。ただ、この本は楽しむための本というか勉強のために読む本ですかね。
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住民主体のワークショップの運営方法について書いてある。なんというか、小難しい理論とわかりやすい開き直りとがあいまって、いまいちピンと来なかった。。。
ワークショップでは誰も見捨ててはいけないという鉄則は肝に銘じておこうと思う。 -
ワークショップの経緯や本質的な部分が書かれている。
主体性をはぐくむ道具で、合意形成の手段ではない。主体性が目覚める。人がつながる。創造的に前へ進む。
成果志向的な目的合理的行為と諒解達成志向的な対話行為があり、ワークショップは後者。
あとの展開を用意しておくことが大切。
24人が適正で、12人がら40人が望ましい。 -
著者は、まちづくり活動においてワークショップを普及させた第一人者である。著者の他書を読んでみても、実践的な研究者であることが伺え、ただ理屈を提示する机上の空論ではなく、現実的で、魅力的な方法論が本書において提示されていることがわかる。当たり前のことだが、まちづくりという営みを考えたとき、何より大切な点であると感じる。とした上で、本書では、もちろん、ワークショップという道具の特性を学ぶことが出来ると言えるのだが、実践者のまちづくりの哲学、思想を学んでいると言った方がいいのかもしれない。
再度読む際、その点に留意しながら、熟読したい。
本書の内容としては、ワークショップという道具の特性を知るために、社会背景、ルーツ、理論、著者の経験、事例が示されている。昨今のブームで、この道具が、誤った思想・方法の基、”便利な道具”として使われていることに著者は警鐘を鳴らし、本来の道具としての特性、魅力を伝えるため丁寧に段階を追って述べられていく。 -
定期的に情報をインプットしつつ、手探りで実践していくしか成長の道はない。