- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761525279
作品紹介・あらすじ
低利益体質に悩む観光業界、補助金頼りから抜け出せない観光地域づくり。この状況を打破するには売り上げや集客数ではなく「利益」を生みだす仕組みが必要だ。先行事例を紹介するとともに、その凄さや面白さを経済学・経営学の理論から読み解くことによって、ビジネスイノベーションの実践力・応用力を身につける一冊
感想・レビュー・書評
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海外で成功した観光産業の新しいビジネスモデル
日本の企業のビジネスイノベーション
観光まちづいくりに向けたイノベーション
時代と向き合う観光需要創造戦略詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本のすばらしさは、観光における最新事例(ビジネスモデル)を丁寧に解説し、かつ「コラム」でその事例を理論やフレームワーク等を用いて整理していることです。
内容は4部構成となっており、第1部「海外で成功した観光産業の新しいビジネスモデル」として、オープンテーブル、キッザニア、ローコストキャリアなどを取り上げています。
また第2部「日本の企業のビジネスイノベーション」では、航空業界のアライアンス、JTBのアジア展開、医療観光などを取り上げています。
第3部では「観光まちづくりに向けたイノベーション」と題して、季節型観光地における交通需要マネジメント、観光まちづくりプラットフォーム、コミュニティ主導型博覧会などを取り上げています。
最後に第4部では「時代と向き合う観光需要創造戦略」として、休暇分散化、アニメフェアなどを取り上げています。
様々な観光のトレンドに目が配られており、かつ非常に分かりやすく書かれているので、観光の大きな流れをつかみたい人にはオススメだと思います。