地域づくりのプラットフォーム:つながりをつくり、創発をうむ仕組みづくり
- 学芸出版社 (2015年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784761525903
作品紹介・あらすじ
地域づくりをリードする組織と、そのマネジメントの担い手をどう育てるか? 必要なのは、さまざまな人々が集い予期しない活動や価値を生みだす創発型のコミュニケーションの場、プラットフォームである。本書ではその有り様を理論と実例から解き明かす。地域・大学連携の先頭を走る慶応SFCの経営学者が世に問う実践の書
感想・レビュー・書評
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強いつながりと弱いつながり。
最後の「みやじ豚」のケーススタディが良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地域づくりプロジェクトの事例集。
慶應SFCの教授である著者が所属学生とともに関わったプロジェクトのほか、全国各地の社会的創発プロジェクトを紹介されています。
それらは一見共通性のないもので、学術的な何かを見出すことは難しい感じがする。
ただ、貴重なポイントが2点ほどあったので紹介します。
地域資源は、資源化のプロセスが重要であるということ。
また、社会的創発を生むためには「強いつながり」と「弱いつながり」の双方の調和が必要だということ。
これからの地域活動の指針になりそうです。 -
地域創生、地域活性という、誰もが賛同するものながら、とても難しく具体的に捉えどころの無いテーマについて、長年取り組んできた飯盛先生の本。「弱いつながり」と「強いつながり」の相互作用が、力強い推進力と柔軟に多くの方を巻き込む、バランスの難しい運営(?)を達成しているのだと思う。これは、地域に限らずコミュニティのあり方として参考になるし、プロジェクト推進にも重要な考え方であり、リーダーは押さえておくべき思想だとおもう。