路線価図でまち歩き: 土地の値段から地域を読みとく

著者 :
  • 学芸出版社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761528515

作品紹介・あらすじ

道路一本挟んだだけでなぜこんなに価格差が?路線価図を見ながらまちを歩けば、地域の本当の姿が見えてくる。家選び・不動産投資・まちづくりに役立つ知識がやさしく身につく、新しいまち歩き入門。全国15ヶ所「紙上再現!路線価図でまち歩き」も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 地理院地図(デジタル標高図、明治時代の低湿地)、グーグルアース、カシミール

  • 関心を持つことは人それぞれだ。




    街歩きをする理由は、美味しいものを飲み食いする、建築を眺める、坂道の高低差や川の痕跡を探すなど様々だ。





    「路線価図」でまち歩きとは思っても見なかったので目が丸くなった。





    路線価が急に安くなる土地があるが、一体何があるのか。




    著者は中目黒駅周辺を例に挙げている。




    最も道幅が広い山手通りが高く、駅から離れていて、道が細い方が安くなるそうだ。





    しかし、駅から離れていても路線価の高いところがあった。




    それは、区立西郷山公園の周辺。



    もともと、西郷隆盛の弟で、政治家・軍人として活躍した西郷従道邸の北東部に位置して、長く西郷山として知られている。




    山手通り沿いよりも高い。




    大使館があったり、豪邸があったりする。




    都内の他の箇所、京都や金沢も取り上げている。




    路線価図でまち歩き、なかなか見ることのないテーマだったので興味深く読んだ。

  • 不動産投資に役立つかと思ったけどそうでもない。
    ブラタモリ的な面白さはある。

  • 読み物として面白かった。
    確かに路線価図は他の地図との重ね合わせが弱いことがあるが、これまでの歴史が反映されており読み解きがいがある。
    利便性や路線価による差をどう見るかという点ではあるが、住宅としての再開発の価値はやはりブラックボックス化しやすく公共としてやる意義はこの社会状況では薄いのでなかろうか。
    渋谷と葛飾区の違いはそこにある。

  • 期間を開けて図書館で2回借りたが、期限の2週間以内に読み切ることができず、脱落、、、。
    内容は絶対に面白いし、興味深い。間違いない。本当は全部読み切りたかった。けど、進まない進まない汗

    理由は字が小さく読みにくい、写真が多いものの白黒のためイメージがしずらく読みにくい、というわけでなんとなく意欲を削がれてしまった。
    自分の読書力のなさでございます、、、。何度もいうが、本の内容は本当に興味深かった。

    著者は路線価で街歩きのイベントをされているようなので、こちらにぜひ参加してみたいなと思いました。

  • 思ったよりも不動産寄りの話だった

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著者プロフィール

北海道大学教授

「2023年 『経済法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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