資質・能力を育てる学校図書館活用デザイン―「主体的・対話的で深い学び」の実現

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  • 学事出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761923884

作品紹介・あらすじ

日々の授業の中に「探究的な学び」のプロセスを組み込みながら、じっくりと探究心を育てていくことが大切であり、学校図書館を工夫して活用することにより、「探究的な学び」に生かしていくことができる。日本国内の小・中学校のみならず、海外の学校図書館の取材でわかったことをもとに、これからの学校図書館の様々な取組・デザインを具体的に提案。

感想・レビュー・書評

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  • P14「誰よりも優れているとか劣っているとか考えるのは、一種のゆるみです。そんな優劣を超えた、いわば優劣のかなたで自分の学習にひたることが大切なのです。そこでこそ、子どもは成長し、その実感と喜びを知るのだと思います。」大村はま先生の言葉
    「学びひたり、
    教えひたる、
    それは優劣のかなた。
    本当に 持っているもの
    授かっているものを出し切って、
    打ち込んで学ぶ。
    優劣を論じあい
    気にしあう世界ではない
    優劣を忘れて
    ひたすらな心で、ひらすらに励む。」


    探究心をはぐくむことが大切

    学力の3要素
    1基礎的な知識および技能の習得
    2それらを活用して課題解決を図るために必要な思考力・判断力・表現力その他の能力
    3主体的に学習に取り組む態度

    PDCA Plan計画  Do実行  Check評価  Action改善

    P33深い学びには「問い」が大切
    どうしてそこに着目したのか
    それはどういうことなのか
    なぜそうといえるのか

    NIE 新聞活用
    読めるように!

    <表示>新聞の読み方
    初級、上級


    P90「メディアはメッセージである」英メディア研究者マクルーハン
    著書『メディアはマッサージである』

    P104教育目標を反映する勝ち
    1卓越 エクセレンスExcellence
    卓越した教育と学習とは、自己ベストを目指すということです。永続性と完全性を実証します。成果をたたえます。
    2機会 オボチュニティOpportunity
    個別化された学習には、科目、学習プロセス、学校生活の活動の選択肢があります。創造性や柔軟性を評価します。あなたがあたならしくあるための機会ということです。
    3国際感覚 インターナショナルマインドネスInternational Mindedness
    グローバルな視点とは、国際的な文脈での学習のことです。文化の多様性を評価し、たたえます。アクティブな世界市民になるということです
    4調和 ハーモニー Harmony
    協力的で活気のあるコミュニティとは、経緯の関係です。環境をケアし、人々とともに働きます

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著者プロフィール

大正大学教授・附属図書館長
1962年、東京都生まれ。専門は国語科教育、学校図書館。博士(学術)。都立高校3校で教諭、都立小石川中等教育学校主幹教諭、東京都教育委員会指導主事を歴任。日本女子体育大学教授・附属図書館長を経て現職。 (公社)全国学校図書館協議会事務局参事を兼任。複数の都立高校、都立中高一貫で学校評議員を務める。令和4年度子供の読書活動推進に関する有識者会議(文部科学省)で委員を務めた。〈主な著書〉『高校授業「学び」のつくり方』(東洋館出版社、2019年)、『高等学校「探究的な学習」実践カリキュラム・マネジメント』(学事出版、2019年)、ほか多数。

「2023年 『はじめての高校探求』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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