人生の終わりに学ぶ観想の智恵: 死の床で目覚めよという声を聞く

制作 : コーシン・ペイリー・エリソン  マット・ワインガスト  固山 一鞏  ダイアン・メイヤー  シシリー・ソンダース  マリー・ハウ  イッサン・ドーセイ  エリザベス・キューブラー・ロス  アニェン・リンポチェ  トニー・ホーグランド  菩提比丘  ジュディ・リーフ  ラファエル・カンポ  クレイグ・D・ブリンダーマン  ジョセフ・ゴールドスタイン  ニック・フリン  ラム・ダス  ロドニー・スミス  柄井 川柳  マイケル・カーニー  ラドリ・ワイニンガー  ジェイソン・シンダー  ノーマン・フィッシャー  デレク・ウォルコット  ジョシュア・ブライト  ギル・フロンスダール  スタンリー・クニッツ  カースティン・ディレオ  アチャン・チャー  W・S・マーウィン  スティーヴン・レヴァイン  宮部 寸七翁  ベッツィー・マグレガー  ルーミー  ラリー・ローゼンバーグ  フェルナンド・コーガン・カワイ  フランク・オスタセスキ  マーク・ドーティ  ローバート・コドー・キャンベル  レイチェル・ナオミ・リーメン  ネオミ・シーハブ・ナイ  原田 正道  アイラ・バイアック 
  • 北大路書房
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784762831324

作品紹介・あらすじ

ニューヨーク禅センターを設立した僧侶、コーシン師らが編んだ「死」と「看取り」についてのエッセイ集。マインドフルネスを含む東洋思想から、シシリー・ソンダースやエリザベス・キューブラー・ロス、ノーベル文学賞受賞者のデレク・ウォルコットまで、珠玉の論考26本と詩28本で構成。文学・文芸と医療が融合したビブリオセラピー。ホスピスや終末医療に関わるすべての人、必読の書。

■推薦の言葉
“素晴らしい! 死に向かう際の完全なる関与、思いやり、智恵の表裏を探求するための必須の宝を、よくぞ一冊にまとめたものだ”
――『マインドフルネスストレス低減法』の著者,ジョン・カバットジン 

“他人を思いやる温かい気持ちを育てることで、自然と心は安らぎます。『人生の終わりに学ぶ観想の智恵:死の床で目覚めよという声を聞く』は、このような愛と思いやりの心の発達をサポートします”――ダライ・ラマ14世法王

■本書の主な目次
【詩】「無題」…固山一鞏
第1章 重い病いのケアを変革する……ダイアン・メイヤー
第2章 私と共に目を覚ましていなさい──聖クリストファー・ホスピスの設立……デイム・シシリー・ソンダース
【詩】「約束」,「門」,「三日間」,「最後のとき」,「生きている者がすること」……マリー・ハウ
第3章 マインドフルネスは片手間仕事ではない──認知症、花、そして注意……イッサン・ドーセイ
第4章 未完の仕事、自分が知っているということをどのように知るか……エリザベス・キューブラー・ロス
第5章 ダルマビジョンを創る……アニェン・リンポチェ
【詩】「幸運」,「薬」……トニー・ホーグランド
第6章 神の使者たちとの出会い……菩提比丘
第7章 癒しとなる出会い──お互いの「あいだ」に生じるスペースでの出会い……ジュディ・リーフ
【詩】「病院の歌」,「病院の創作ワークショップ」……ラファエル・カンポ
第8章 戒を拠り所とする──難しい判断を行い、結果を受け入れ、眠れなくならないようにする方法……クレイグ・D・ブリンダーマン
第9章 瞑想の練習──死ぬことの練習……ジョセフ・ゴールドスタイン
【詩】「体を洗う」……ニック・フリン
第10章 死のメタファーを見直す……ラム・ダス
第11章 影を認める……ロドニー・スミス
【詩】「無題」……柄井川柳
第12章 自分がすでに現成している菩薩になること(そしてそれを保つこと)……マイケル・カーニー&ラドリ・ワイニンガー
【詩】「診察」,「あとの体」,「無題」……ジェイソン・シンダー
第13章 ヒリヒリするところ……ノーマン・フィッシャー
【詩】「愛につぐ愛」……デレク・ウォルコット
第14章 ほどよい死……ジョシュア・ブライト
第15章 死にゆく人そして死者へのスピリチュアルケアに対するテーラワーダのアプローチ……ギル・フロンスダール
【詩】「ぼくに触れて」,「通過」,「層」……スタンリー・クニッツ 
第16章 単なる医学的な事象以上のこと……カースティン・ディレオ
第17章 私たちの本当の家……アチャン・チャー
【詩】「わたしの死の記念日のために」,「離れること」……W・S・マーウィン
第18章 明日まで待つな──死と死にゆくことについての六つの瞑想……スティーヴン・レヴァイン&オンドレア・レヴァイン
【詩】「無題」……宮部寸七翁
第19章 思いやりのレッスン……ベッツィー・マグレガー
【詩】「お椀」,「鳥の翼」,「旅の宿」……ルーミー
第20章 第三の使い──死は不可避なり……ラリー・ローゼンバーグ
第21章 最後のキス……フェルナンド・コーガン・カワイ
第22章 波長を合わせる──慈悲の瞑想……フランク・オスタセスキ
【詩】「亀、白鳥」,「抱擁」 ……マーク・ドーティ
第23章 別れの静けさの中で……ロバート・コドー・キャンベル
第24章 患者が危機を脱するのを見る、四つのストーリー……レイチェル・ナオミ・リーメン
【詩】「優しさ」……ネオミ・シーハブ・ナイ
第25章 いのちとは何かを見出す……原田正道
第26章 元気な姿を想像する……アイラ・バイアック

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルの「観想」は何かがいまいち分からないまま読み進めました。仏教、キリスト教、マインドフルネスなどの基礎知識があった方が読めるだろうと思う章もあります。

    帯に「文学・文芸・医療が融合したビブリオセラピー」とあり合点しました。読みやすいところから、自分に入るところから読むのがオススメです。多くの詩が挿入されているので、詩だけを読んでいくのも素敵では。

    それにしても。多くの日本人と同様に無宗教無信仰を名乗っている自分ですが、誰かの死に寄り添うとき、または自分自身の死の床で、私は何を信じるのでしょう。それは日頃から本当はよく自分に問うておくことなのだと思わされました。そして、やっぱり私たちはいつか(もしかしたらある日突然に)死を迎えるわけで、そのことを思って生きることが、大切な人との関係や生きる営みの全ての尊さ美しさを際立たせてくれるのかもしれません。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

コーシン・ペイリー・エリソン(Rev. Dr. Paley Ellison, MFA, LMSW, DMIN)
ペイリー・エリソン牧師は,ACPE臨床牧師訓練の提供を認定された米国で最初の禅に基づく組織である,ニューヨーク禅センター観想的ケア(New York Zen Center for Contemplative Care: NYZCCC)を共同設立した。そこは,教育,直接奉仕,そして瞑想の実践を通して,観想的アプローチを普及させている。エリソンは、NYZCCCの教育パートナーであるNew York Theological Seminaryのパストラルケアとカウンセリングの修士プログラムにおいて,仏教徒学生のための学術顧問を務めている。彼は,統合医療学科の瞑想ケアサービスの副所長として、またMount Sinai Beth Israel Medical Centerの疼痛緩和ケア部門の牧師スーパーヴァイザーを務めており,そこの医療倫理委員会のメンバーでもある。現在は,アリゾナ大学医学部統合医学センターの統合医学フェローシップのスタッフであり,テキサス大学ヒューストン医学部健康科学センターMcGovern Center for Humanities and Ethicsの客員教授でもある。

「2020年 『人生の終わりに学ぶ観想の智恵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小森康永の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×