SIMONDOLL四谷シモン

著者 :
  • 求龍堂
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本棚登録 : 43
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763014122

作品紹介・あらすじ

カリスマ・四谷シモンの手で、完璧に美しく、愛らしく作られた少女、少年。無時間性の中に生きる人形たちの姿を収めた一冊。

感想・レビュー・書評

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  • シモンさんの人形に出会ったのは
    SNさんのスタジオだったかな
    ケースに入っていて独特の雰囲気を漂わせていたような…
    奥さんのSJさんが作家活動を始めたころで
    個展を拝見したことも思い出しました

    シモンさんのイメージは
    澁澤 龍彥・唐十郎・金子國義というような
    アングラ的なイメージが強かったのですが
    今回の個展を拝見して
    少し見方が変わりました

    ●3体の少女の人形●ベルベットの少年● 天使、キリスト●ピグマリオニスム・ナルシシズム●ケースに入った機械仕掛標本●横たわったうつろな子●木枠の半ペラちゃん●粗い仕上げの目のきれいな新しい子

    インタビューも良かった
    夢を持つこと・叶います、と
    断言する強さに勇気をもらえます
    実現するための出会いがきっと訪れる

    大谷記念美術館の庭園も満喫
    滝が流れていたり、明るい芝生もあったり
    のんびりできました

  • 私は球体関節人形が好きだが、巷で見かけるのは、一様にエロティックでデカダンな作風ばかり。そして、キャラクターの描き分けができない漫画家のごとく、一人の作家が作った人形はみな同じ顔をしている。美しいけれど、物足りない。

    しかし、四谷シモン氏の作品はまったく違った。
    まず、作品の幅が非常に広い。天使のように無垢な少女、どぎつい表情のブロンド女性、陰鬱な表情の老人、すべて同じ作家の作品とは思えない。

    そして、人形に精神が宿って見える。人形に命が吹き込まれたというよりは、ある精神をとことん突きつめて、人形の形に結晶化させたような。
    きっとシモン氏は、表面的な美しさだけを追い求めているのではないのだろう。

    私が特に好きなのは、第1章の少年少女。あまりにも透明で、こちらの心まで浄化されそう。ふと、鳩山郁子さんの描く少年を思い出した。

  • 寡作な人なのかなと思っていたが、これだけのものをこれだけの幅の広さで創作すれば、濫費はできないとうなずける。

    46の人形。

  • 怖いくらいに美しい、、、

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