ひとりたのしむ―熊谷守一画文集

著者 : 熊谷守一

• 求龍堂 (1998年9月5日発売)

感想・レビュー・書評

[こっこさんの感想 · 2021年7月6日]

熊谷守一ファンなので、いつでもぱっと開けて、どのページもシンプルで嬉しい。

[kyoko15さんの感想 · 2012年10月1日]

仙人、熊谷守一。この方の有名な「へたも絵のうち」ってお言葉があるけど、熊谷先生みたいにめっちゃ絵上手い方に言われても説得力ないですね。といっても言葉通りの意味じゃないのかもしれないけれど。

[watashino-honndanaさんの感想 · 2010年11月11日]

「人にはわからないことを、独りでみつけて遊ぶのが、わたしの楽しみです」96歳の時の言葉...から始まる画文集。


やはり何かテレビか何かで見て、気になって図書館から借りたもの

「いいです」

画集に描かれてある、作者の言葉がいいです、何処か心にしみる感じがします。そりゃそうです、永年生きて来た人の重みがそこにあるからです。もちろん絵画も良いです。あれこれ評価は出来ないです...簡素化された線に色に「意味」があるからです。

何かを突き詰めた人のこういう読み物はやはり好きです。

著者プロフィール

1880年岐阜県に生まれる。裕福ながら複雑な家庭に育ち、のち家の没落にあう。東京美術学校西洋画科選科を首席で卒業。同級生に青木繁がいた。実母の死を契機に30代の6年間を郷里で暮らし、山奥で伐採した木を川流しで搬送する日傭（ヒヨウ）の仕事を体験する。1938年頃より、輪郭線と平面による独特な表現に移行し、近代日本洋画に超然たる画風を築く。自然に近い暮らしぶりとその風貌から「仙人」と呼ばれ、生き様、作品、書などが多くの文化人を魅了する。87歳のとき文化勲章の内定を辞退。俗世の価値観を超越した自由な精神で、ただ自由に自分の時間を楽しむことだけを願った生涯だった。1977年、97歳で亡くなる。自宅跡は豊島区立熊谷守一美術館となる。2015年9月、郷里の岐阜県中津川市付知町に熊谷守一つけち記念館が開館。

「2022年 『熊谷守一カレンダー2023年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」