科学者たちが語る食欲

  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763137920

感想・レビュー・書評

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  • ボクは、プロテイン・ダイエットをやっていた・・・。この本を読まなかったら、プロテインのとりすぎで、早死にするところだった・・・。もし、この本に出会わなかったらと思うと、ゾッとする!ありがとう、科学者たちが語る食欲!!

  • 原題は『 Eat Like the Animals』とのこと。
    虫から動物、ヒトの食欲を徹底的に研究された方々の名著です。プロテインレバレッジ仮説は認知度は低いですが、過酷な研究結果から得られらたエビデンスの信憑性はとても高いと考えます。
    人間の三大欲求の一つ、食欲への認識が大きく変わる書籍です。

  • タンパク質だけ摂取すれば、良い。
    という内容ではなく食欲に、対する本能が優先順位をつけるものについて書かれている。
    (タンパク質を過剰に摂取すると、短命とも書かれている。)

    研究内容も交えながら、以下に体重(食欲)をコントロールするかについて書かれている。
    捉え方は人それぞれ、私には良い書。

  • 科学が新たに解き明かすことが、一般(私たち)にまで浸透するのにどれほど時間のかかることか。科学の旧説がなかなか訂正されないのはフェイクニュースと一緒だと思った。
    読み終わってからは超加工食品を頭が否定してくれるので、手が伸びなくなった。

  • なぜ人類は食欲を抑えられないのかに応える名著。著者によればその理由はタンパク質不足。タンパク質が足りないと、食べ物を食べて不足を補おうとする。それが食べ続けられてしまう理由。逆にいうとタンパク質が足りていれば食欲は抑えられる。したがって高タンパクの食事がダイエットには最適ということになる。また食物繊維の摂取も強調される。食物繊維はカサ増し効果があるため、それだけで空腹が満たされる。
    ゆえに、ダイエットには高タンパクで食物繊維の多い食事がいいということになるのだけれど、糖質が多くて食物繊維の少ない食事の方が美味しいから、痩せることは基本的に困難。

  • 興味深い内容が多く、とても面白い書籍だった。表題からすると健康系や食品系の話に思えるが、著者は生物学者であり、生物学や遺伝といった観点から話が進んでいく。
    予想に反し、前半はバッタの共食いなど昆虫の話が続く。本が売れなくなるため表題や表紙からそのニュアンスを無くしたと思われるが、個人的にはもっと前面に出して良かった。
    糖分、脂肪分、塩分などへの欲は全てタンパク質への渇望に起因する、という概念に驚きを感じた。
    あとは、タンパク質を摂り過ぎると成長を促進しすぎて寿命が短くなるというのは恐ろしさも感じる。
    後半はモスコウィッツの話など少し加工食品関連の話に無理やり持って行っている感があったが、前半が面白かったので星5つ。

  • タンパク質レバレッジ仮説

  • 食べ過ぎは良くない。ってのはほぼ全員知ってるのにそれがやめられない。。
    本書はその理由を科学的な事実(仮説・実験・検証 ※判らないことはハッキリ書く)と文章の構成力で示してきます。
    ただ、、その事実が辛い、、笑
    私は、最近言われている、低炭水化物・低糖質ダイエットが量を減らすことだと間違った理解をしていたのだが、本質はタンパク質割合を増やすことだということ。
    理由はぜひバッタの研究からはじまる本書を読んでほしい。

  • 糖質制限や高タンパクについての考え方の原理原則が分かった。
    ダイエットや食事についてはこれほど多く語られているのに、この原理原則を知らなかったのが驚きである。
    いずれ様々なの媒体により薄っぺらく語られるこの原理原則を、おそらくオリジナルであろう本書でしれたのは嬉しい。

  • めちゃくちゃ面白かった。
    昆虫学者に、人間の食欲を教授されなきゃいけないなんて屈辱だという人体のエキスパートに笑った。すみません、多少朧げです。
    我ら人間も虫も猿も皆タンパク質欲に支配されている、それをどう活かし、どう上手く使って(食欲という個人的には最悪レベルに扱いにくい)いくかと最後になりますがそこまでに至る文章がとても上手くグイグイ引き込まれます。再読したい。

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著者プロフィール

シドニー大学生命環境科学部栄養生態学教授およびチャールズ・パーキンス・センター栄養研究リーダー。オックスフォード大学で研究員および専任講師を10年間務めた。世界中の大学や会議で講演を行っている。スティーヴン・J・シンプソンとの共著に『The Nature of Nutrition: A Unifying Framework from Animal Adaptation to Human Obesity』(未邦訳)がある。シドニー在住。

「2023年 『食欲人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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