- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763199430
作品紹介・あらすじ
人生とは、出会いがめぐり結び合う美しい曼陀羅である。国民詩人・坂村真民が遺した渾身の随筆集・三部作。その第二弾が、二十八年の時を経て装いも新たに復活。
感想・レビュー・書評
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物の哀れを知る人は、千巻の書よりも尊い
鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
坂村真民が遺した三部作のうちの第二弾、復刻版です。
人と出会う喜び、別れへの悲しみが満ちています。
詩のために生き、詩の力を信じた著者が、「めぐりあい」の美しさを情感豊かに描きます。
死のうと思う日はないが
生きてゆく力がなくなることがある
そんなときお寺を訪ね
わたしはひとり
仏陀の前に坐ってくる
力わき明日を思う心が
出てくるまで坐ってくる
ー 31ページ
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう
ー 297ページ -
「念ずれば花ひらく」、「二度とない人生だから」、「めぐりあいのふしぎ」。そして、「生きてゆく力がなくなる時」
この詩人の想いに心洗われ、生ききることがどのようなものかを教えてもらった。
人、そして出来事との出会いの必然性、すごさを思い知らされるようだった。
09-86 -
今生きるのに疲れている方、、
是非一読を。
大いなる力がわいてきます。
おすすめです。