- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763407818
作品紹介・あらすじ
安倍政権を支える極右組織――日本会議
彼らは何者で、何をやってきて、何を目指すのか――
かねてより警鐘を打ち鳴らしてきた日本会議研究の第一人者による詳細な報告。
日本会議系議員名簿、役員名簿、活動年表など、詳細な資料を余すところなく掲載!
感想・レビュー・書評
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安倍政権を支える日本会議は約3万8000人の会員を有する日本最大の右翼団体。
その方針は、憲法を改正して天皇中心の日本、「戦争する国」をめざす。
「誇りある国づくり」をスローガンにしているが、安倍首相の「美しい国、日本」も日本会議が使ってきたスローガンである。
日本会議のほかに神道政治連盟、英霊にこたえる会などの右翼組織、日本教育再生機構、新しい歴史教科書をつくる会などの右翼組織、在日特権を許さない市民の会(在特会)などの反人権右翼組織、櫻井よしこ、金美齢などの右翼文化人や右翼ジャーナリズム。政治・国会の場では、日本会議と連携する日本会議国会議員懇談会(日本会議議連)、日本の前途と歴史教育を考える議員の会、神道政治連盟国会議員懇談会、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会、創生「日本」などの右翼議員連盟、日本会議地方議員連盟などである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者が逆方向に偏向しているので読み辛いが、データはよく集めてある。
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安倍政権を支える極右組織である「日本会議」に対して、かねてより警鐘を打ち鳴らしてきた第一人者による詳細な報告書です。
先に「日本会議の研究」を読みましたが、その時に感じた恐ろしさがさらに大きくなった思いです。その狙いをいかに伝えるか、「むすびに代えて」で筆者が指摘するように草の根からの市民運動とメディアの役割は大きいと思います。
続けて2冊読んで思うところは、「日本会議」は、この間の安保法制をめぐる運動の高揚・野党共闘の一定の前進をどのように見ているのでしょうね。まだ漠然とした印象ですが、彼らのスタイルとは違う運動に何かしらのプレッシャーを感じているのではないかなと思います。だからこそ、私たち自身が伝える言葉を持ち運動を広げることがますます重要となっていきます。ふんばりどころですね。
多くの方におすすめの一冊です。