大丈夫か、新型ワクチン:見えてきたコロナワクチンの実態

著者 :
  • 花伝社
3.52
  • (5)
  • (13)
  • (8)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 123
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763409775

作品紹介・あらすじ

本当に「ワクチン接種で安心」と言えるのか?
数々の最新論文が明かす、これだけの根拠

・遺伝子ワクチンの作る「トゲトゲたんぱく」の危険性
・DNAワクチンは10年以上たたないと安心できない
・ワクチン接種がウイルスの変異を促進する
・2~6カ月のワクチン効果では集団免疫は無理
・治療薬の完成を待った方がよい理由

「同調圧力」に負けない、賢明な判断のために――

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 現在までに判明している新型コロナワクチンについての副作用(副反応)症例が解説された一冊(著者は現役医師の岡田正彦さん)。日本で承認されれいるファイザー・モデルナ・アストラゼネカ製ワクチンの副作用及びその問題点について詳しく語られる。コロナワクチンのQ&Aも収録されていて、ワクチン接種で感染者は減るのか?といったような疑問が解説される。すべてがエビデンスを元に語られているので信ぴょう性は高い。

  • 『感想』
    〇論文を根拠にワクチンに対する意見を述べておられる。その分信頼性があるとは感じるが、自分の力不足でその参考文献が何かが書かれていても、それを自分で読んで本当か確かめられない。

    〇結果として出している数字は、発表者の都合のいい解釈で出されたもの。それはそのとおりだと思うが、反対者が言う数字もその原理が通用する。

    〇よくワクチンを打つデメリットよりもメリットの方が大きいという論調を聞くが、それが間違っていると言われている。

    〇mRNAが体内に残り続ける可能性があるから危ないと思っていたが、それによって合成されるトゲトゲタンパクが残るかもしれないから危ないということだった。ここから、不活化ワクチンなら大丈夫という説は覆る。

    〇日本製なら大丈夫という意見は、結局製造するのは下請けの下請けで、そこの環境がいいかどうかはわからない。家電と一緒だね。

    〇著者はマスク必須、外での飲食危険派。

  • 私にはこの本の統計学的な正確さは判断できない。しかし、コロナワクチンが緊急事態に合わせた急拵えのものであることは否定できないと思っている。重症患者が病院に溢れていた初期段階ではこのワクチンの接種を進めたことはあながち間違いではなかったと思うが、欧米でもコロナに関する規制を緩めつつある中で、3回目、4回目の接種を推奨することには疑問があった。長期的な影響は今の段階では誰もわからない。過去の薬害のことを考えても、比較的短期間にワクチンによる免疫力が落ちてしまうという現状を踏まえると、若い人まで何回も接種すべきという政府とマスコミの推奨には懸念を抱かざるを得ない。
    ワクチンの有効性と、今後起きるかもしれない長期的な副作用の危険性とどちらを優先するか、よく考えよう、という本書は私の懸念が実際に起こり得ることなのだと教えてくれた。
    最終判断は、結局個人の判断になるのだが。

  • 新型コロナウイルス感染症のパンデミックの第七波が起きている。新型コロナウイルスのワクチン接種は強制ではない。接種しても接種しなくてもよく、接種しない自己決定は無条件で尊重される。接種しないことによる一切の不利益や差別は許されない。これらが認められて初めてワクチン接種推奨政策と折り合えるものである。

    新型コロナウイルスのワクチン接種者から深刻なワクチン後遺症が起きていると報告されている。貧血症状や倦怠感などがある。薬の有害効果は副作用、ワクチンの有害効果は副反応と用語が定義しているため、新型コロナウイルスワクチンを接種して生じた有害効果は副反応になる。これは単なる用語の定義に過ぎないが、一般的に知られている用語である副作用ではないとすることで大したことではないと誤魔化す悪影響が生じている。

    新型コロナワクチンの情報公開は不透明である。厚生労働省の統計は新型コロナウイルスのワクチン接種に意味があるように誤った認識を与えるものであった。厚労省は新型コロナ新規陽性者についてワクチン接種歴で分けて集計している。ところが、厚労省はワクチン接種不明者を未接種にカウントしていた。その結果、ワクチン未接種者の新型コロナ感染が実態よりも多いように見えてしまう。

    しかし、正しい情報で集計すると、2回接種者の感染予防効果がマイナスに転じるデータになった(「厚労省データ 心筋炎リスク情報も不適格~新型コロナワクチン未接種扱い問題だけじゃない!2つの不適格データ問題を独自検証~」サンテレビ2022年6月7日)。

    また、Amazonがワクチンの問題を指摘した書籍(内海聡『医師が教える新型コロナワクチンの正体 - 本当は怖くない新型コロナウイルスと本当に怖い新型コロナワクチン』ユサブル、2021年)を掲載しなくなった件がある。これはワクチン接種を推奨しない主張が不都合と判断されて掲載しなくなったと批判される。巨大IT企業の独占的地位の乱用と批判された。その後に掲載された。

  • 著者は医学博士であり、スパイクタンパクをトゲトゲタンパクと呼び、数々の論文や統計データから、新型コロナワクチンの危険性を説明する。

    トゲトゲタンパクに何故こだわるか。スパイクタンパクはウイルス表面膜にある突起であり、これが王冠に見える事からコロナと命名された話はテレビニュースなどでも有名だと思うが、突起の先端は球状であるはずだが、本著では、この突起自体が鋭利に血管を傷つけていくイメージを持ってしまうが、この乱暴な理解は正しいのだろうか。

    ウイルスが内皮細胞に接着する事での血管炎、サイトカインストームによる心筋梗塞などの血栓症が僅かに起こり得るという話があり、ワクチンでもこのトゲトゲが細胞表面の糖鎖を切断する事で同様の状態を引き起こす可能性があるとの事。ウイルスの中身ではなく、形状としての突起が悪さする。ワクチンも同形状だから、その部分に関してはウイルスと同質の副作用は起こり得る。そうした説明ならばわかりやすい。

    しかし、問題はその危険性の度合いとワクチンの有効性の議論。この点は、データ不足ではないだろうか。主論は、僅かな危険性は絶対にあるが、その危険度は、数年経たないと不明。一方で、統計的にワクチンの効果は1%にも満たないために無益、と。マスク手洗いを徹底した感染者数を比較しても、どちらも母数が少ないから、長期に観測するまでもなく、そのデータの取り方では有効性は測れないのでは。1万人に100人の1%と、1万人に1人の0.01%を比較し、そもそも1%だから、有効性は1%未満という計算は誤りだろう。

  • 令和4年のGWに部屋にある本を全て整理することにしました、この本は読みかけの本でした。読むことでためになるポイントはあるとは思いますが、部屋の整理を優先することにしました。いずれ読む時間が取れれば嬉しく思っています。

    評価は星一つとなっておりますが、内容に問題があるのではなく、時間が取れず読了できなかったためにこの評価になっています。

    2022年5月2日作成

  • 実際には、何年も経たないと結論は出ないであろう、誰も分からないと言うことと、アストラゼネカ製ワクチンが当初使われなかった原因が分かった。

  • データ不足な気がするなあ
    発言の根拠も曖昧、

    良いとか悪いとか
    正しいとか正しくないとかそういうのではなく
    発言に科学的な根拠と事実と数字がないから
    そうなると幽霊がいるかどうかのような
    思想的、宗教的議論になってしまうなあと

    つまり信じる、信じないの世界。
    信者はつきやすそうだけど
    賢明な読者はつかないかと。

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BC10085551

  • 2021年44冊目。満足度★★★★☆ 2020年8月著者が勤務する施設で新型コロナウイルスの集団感染が発生。テレビで大々的に報道された経験を持つ。著者は以前から「メッセンジャーRNA」の分析と新型コロナウイルスワクチンの根本原理となっている「脂質微粒子」の解析も行い、LDLコレスステロールの検査法では特許も有する方(医学博士)。本書はファイザー・モデルナのワクチンの基本技術を開発した研究者の論文全てを読んだ結論として、現段階では「とても安心してお勧めできるものではない」としている。135ページと薄く、立ち読みでもまずは読んで欲しい。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

新潟大学名誉教授。医学博士。専門は予防医学、長寿科学。
1946年京都府に生まれる。新潟大学医学部卒業。1990年より同大学医学部教授。
米国学会誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering共同編集長、学会誌『生体医工学』編集長などを務める。
1981年新潟日報文化賞、2001年臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」受賞。
著書『人はなぜ太るのか』(岩波新書)、『ほどほど養生訓』『放射能と健康被害 20のエビデンス』(日本評論社)、『がん健診の大罪』(新潮社)ほか多数。

「2018年 『血圧の薬はやめてもよいか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田正彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×