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- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763806086
感想・レビュー・書評
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平安京が開かれてすぐに、国の書物を管理する図書寮の付属機関である紙屋院が開かれた。紙屋院では、良質の紙を製造していた。当時は紙が貴重な時代。徐々に地方でも紙が生産されるようになっていき、日常で利用できるようになっていく。紙屋院で作られた紙(紙屋紙)や地方の紙の様子が幅広く、当時の和歌贈答の風習も含めて書かれており、当時の息吹を感じられて面白い。
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図書館とは切っても切れない縁がある紙。その歴史を紐解く本でなにかないかなと思っている時に発見した本。書名から「小難しい本かな」と読んでみたら思っていたよりもかなり面白かった。紙の原料・語源などが分かりやすくまとめてあるのはもちろんのこと、紹介してある紙にまつわるエピソードがどれも「へえ~」となり、誰かに話したくなる。例えば、平安時代の人々は紙をオーダーメイドしていたとか、香り付の扇を使うのが流行っていたとか、さらにコラージュもしていた!!源氏物語のことにも触れてあり、読んでみると、紙についてかなり詳しくなれる一冊。
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