- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784764820227
作品紹介・あらすじ
20年以上にわたってマクロビオティックを実践してきた中島デコが、ブラウンズフィールドと名づけた、外房の大自然を舞台に繰り広げる、愛と笑いと涙のエッセイ。
感想・レビュー・書評
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読み始め…12.1.22
読み終わり…12.1.26
マクロビオティックな食生活をするようになったことがきっかけで中島デコさんに出会い、この本はとある天然酵母のベーカリーに置かれていたのを見つけて読んでみたくなり購入しました。
「生きてるだけで、いいんじゃない」というタイトルは、愚痴や悩みや心配事を言ったり聞いたりした後は決まって「まぁ、いいよ。生きてりゃさ。生きてるだけでいいじゃんね。ああよかったねぇ」と締めくくるデコさんのお母さまの口癖。冒頭に書かれたこの一節に引き寄せられてしまいました。
ほんとにね。生きてさえいれば。泣ける日があってもやり直せるし笑える日も来る。そうして生かされているということに気がつけば、生きていることがどんなにありがたいことかにも気づかされる。生きてさえいれば...。
野性味あふれる田舎暮らしと家族の絆。あったかくていいな...。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「生きてるだけで、いいんじゃない」
中島デコさんのお母様が仰っていた言葉だそうです。
今の時代、そうやって言える人って、どれだけいるでしょうか。
色々を求め過ぎて、何が本当に必要なのか見えなくなった今、
この言葉に魅される人は多いと思います。
彼女が、「1月は水が汚くなる。12月に皆が沢山の洗剤を使って
大掃除するからだ!」と言っていたのが、ずしんときました。
水が汚くなると、生き物が生きられなくなる。生き物が生きられなく
なると植物も育たなくなる。作物が採れない、人間も生きられない・・・。
本当に必要なことというのはかなり少なくて、逆に不要なことが
どれだけ多くて、人間を縛り付けているか、この本に書かれています。
物質主義ではない、デコさんの生き方、素敵です。
憧れという言葉や思いだけではなく、自分も実践していきたいと
思います。 -
デコさんの人柄があふれ出ている率直な内容のエッセイ。読んでいるうちに小さいことはどうでもよくなるような、懐の深い内容の一冊。ブラウンズフィールド、子育て、身の回りのこと、旅のことが書かれている。
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28/100