紙の上の動物園 博物画に描かれた動物たち

  • グラフィック社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766130195

作品紹介・あらすじ

鳥類画のジョン・J.オーデュボン、昆虫画のマリア・シビラ・メーリアンなど、各ジャンルを代表する巨匠の作品をはじめ、18、19世紀の博物学者が生物の世界を記録・分類しようとして取りあげた貴重な作品、名もなき画家の大変興味深く美しい作品を、手描き写本、稀少な印刷・版画、本や学会誌から厳選して掲載。同時に動物や奇怪なものに魅せられ、惑わされてきた人々にとって、動物画がどのような役割を担ってきたか、15世紀以降に生まれた動物画の様式と目的がどのように変化していったのか、動物画500年の歴史を紐といていきます。不思議で美しい動物の世界を解き明かす貴重なコレクション集です。

感想・レビュー・書評

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  • 本来は、博物学の本です。

    私は、美術書に勝手にカテゴライズしましたが。
    18世紀以降の生物博物画の画集です。

    昆虫・動物・鳥類…どれも実に美しい。
    そして、どこか怖い。

    むろん剥製などが持つ不気味さ、生身であった感じ
    に比較すると、ずっと瀟洒で、私のように虫が怖いの
    生き物が苦手のとほざく人間にも、思わず魅入らせ
    ページを操らせるのです。

    何が怖いのだろう。そして何故見たいのだろう。

    特に色鮮やかな鳥類。

    花や植物も、もっと!
    (植物園じゃないから収録されてないのです。
    すごく見たい!)

    まるで開けてはいけない扉の向こうの
    不思議な研究室。遠眼鏡でみる別世界のよう。

    どこか気品があって。

    自然科学の研究史には重要だったものを
    学術もヘチマもなく、手にとって眺めている
    なんて不見識なのかもしれませんが。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50191945

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/737283

    鳥類画、昆虫画、動物画など、記録のために描かれた博物画を厳選して掲載した1冊。
    貴重なコレクションとともに、500年もの動物画の歴史を知ることができる。

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