- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766131406
感想・レビュー・書評
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まだ魔女狩りの時代に芋虫の変態を観察していた13歳の少女メーリアン。52歳で娘2人と南米に動植物観察の旅に…
そんな冒険家達が残した美しい色彩のスケッチに驚きつつワクワクしつつ。
まったりコーヒーを飲みながらパラパラめくる休日朝が、とても優雅で刺激的になりました。 -
エリザベス王朝時代のジョン・ホワイトから、タスマン、リンネ、
クック、ダーウィン、ナンセン、日本では植村直己等の
ジャンルの広い冒険家&探検家たち75人の残した記録。
動植物学者、一攫千金、報道記者、宇宙飛行士等も含まれる。
内、5人は寄稿。有名&無名を取り混ぜ、死後名声を得た者もいる。
2~8ページに、簡易な経歴と冒険の概要からなる本文と、
日記やスケッチブック、スクラップブックから転載された画像、
若干の写真で構成。
冒険家&探検家たちは単にその場所を探して至るだけではなく、
多くの記録を残してこそ、その存在を示しているということです。
それは詳細な日記、スケッチブックに残る水彩画、便箋に
走り書きされたメモ等いろいろで、筆記用具で紙面に書くという
作業には、記録を残すという使命感が垣間見えるようです。
ほんの数枚の記録ではありますが、置かれた過酷な自然環境や立場、
書いた場所・・・僅かに残る染みからも、様々な想像を刺激させて
くれます。
アルファベット順・・・最初はアムンゼン。
そして最後がスコット隊のウィルソンというのは運命というべきか。
そして彼のスケッチ・・・南極点にアムンゼンの立てた旗が、
スコット隊の悲劇を象徴しているかのように思えました。 -
探検家たちのスケッチやメモ、エピソードがひたすら載っていて楽しめた。
日記をつけることの素晴らしさも実感できる。