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- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784766208726
感想・レビュー・書評
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反戦や非戦を訴えた歌人と知られる与謝野晶子だが、実は戦後左翼により牛耳られた教育界によって歪曲されたイメージであり、実情は夫である鉄幹と12人にも恵まれた子供たちを愛し続けた戦前における最高の知識人であった。共産主義が蔓延する社会背景の中でも徹底した女性としての在り方を唱え共産主義に侵された性別観を看破している。
しかし、敗戦と供に男女平等といった観念が生まれ、死滅したはずジェンダーフリーが台頭し、男女共同参画という大義さえ与えられてしまい、子供の出生率は破壊され日本は自壊に至る。
本書において非常に参考になったのは与謝野晶子という人物が歌人という枠に収まらず戦前における最高の知識人であったこと、アメリカにおいてジェンダーフリーという考えは既に駆逐された考えだということ、戦後左翼により支配された日本はジェンダーフリーについて先進国だということなど大変明瞭なものだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジェンダーフリー思想の異常さを考察した本。
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