信仰とテロリズム: 1605年火薬陰謀事件

  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766409673

作品紹介・あらすじ

「なぜ」起きたのか?「陰謀」は存在したのか?それは「誰にとって」悲劇だったのか?弾圧下にあったイギリスのカトリック教徒による、謎に満ちた衝撃的な陰謀事件を、今日的視点で読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 火薬陰謀事件は以前から興味がある話だったので、この本を見つけた時は喜んで借りてきた。読みやすくて面白い。
    陰謀者として名前が上がったのが不吉な十三人であったというのもなにか運命的。そしてその陰謀者の殆どが血縁者であったこと、事件の代名詞のようになっているガイ・フォークスではなく、ロバート・ケイツビーが首謀者であったこと。糾弾された者の他にも彼らを陰で支えた一族の女性達がいたこと、何もかもが興味深い。
    事件に大きな役割を果たすスロックモートン一族の館コートンコートは何度か訪ねたが今は素敵な庭園に囲まれている。また訪ねてみたい。
    あと、惨たらしい処刑の場面を期待、というのは悪趣味だが、していたらそこはとても上品にかわしていたのでちょっとがっかり。

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