いのちに国境はない:多文化「共創」の実践者たち

著者 :
制作 : 川村 千鶴子 
  • 慶應義塾大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784766423938

作品紹介・あらすじ

▼一国主義に未来はない

▼多文化が進む日本と日本人
 「日本人」と聞いて、みなさんは、どんな人を思い浮かべますか?
 いま注目されているのは、「日本人の多文化」です。日本国籍取得者の増加だけでなく、海外で育った日本人や国際結婚で生まれた子どもも成長し、多言語・多文化家族が増えています。
 「義務教育機会確保法」制定をはじめ法制度改革も動き出し、国や自治体、企業、市民セクター、医療機関、教育機関の連携が進んでいます。
 多様なルーツをもつ住民同士が互いに支え合い、安全で豊かな社会を創る……そんな「多文化社会のセカンド・ステージ」が始まろうとしています。

▼ケアの実践こそが、平和な暮らしを守る
外国人住民の受け入れ拡大や東京オリンピック・パラリンピックの開催などを契機に、日本でも多様なルーツをもつ人々がさらに増え、私たちの身近なパートナーになるでしょう。
一方、こうした変化に対し、テロや犯罪の増加を心配する声もあります。しかし、教育・住居・就業・医療などライフサイクルを通じた<共創>こそが、社会的リスクを回避するカギを握っています。いま、日本に必要なのは、多文化化のリスクを熟知し、「共創」の果実を社会に届けられる「いのちのケア」の「実践者」たちなのです。
ぜひ、皆さんも本書に登場する「実践者」たちの「現場」からの声に耳を傾けてください。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

大東文化大学環境創造学部教授、博士(学術)
慶應義塾大学商学部卒業、多文化教育研究所所長、大東文化大学環境創造学部助教授を経て、2009年より現職(2013~15年、同学部長)。移民政策学会理事、日本オーラル・ヒストリー学会理事など歴任。
主要業績に、『多文化「共創」社会入門 ―― 移民・難民とともに暮らし、互いに学ぶ社会へ』(共編著、慶應義塾大学出版会、2016年)、『パスポート学』(共著、北海道大学出版会、2016年)、『多文化都市・新宿の創造 ―― ライフサイクルと生の保障』(慶應義塾大学出版会、2015年)、『多文化社会の教育課題 ―― 学びの多様性と学習権の保障』(編著、明石書店、2014年)、『オセアニア学』(共著、京都大学学術出版会、2009年)など多数。

「2017年 『いのちに国境はない 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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