- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767806761
作品紹介・あらすじ
児童虐待、性的暴行、カルト的儀式、自傷願望…精神科医のセラピーにより、凄惨な体験とその痛みを引き受けていた17人格の存在が明らかに。10余年にわたり人格の統合作業を続け、一人の完全な人間として再出発するまでの衝撃の記録。
感想・レビュー・書評
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事実は小説よりも奇なりを体現した話。
淡々と綴られていて内容の割に辛さは少ない。
引き込まれて一気に読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
統合後まで書かれている。各人格の描いた絵や文字、資料の写真が所々にある。
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多重人格の統合というストーリーを通じて、人格分裂の原因である虐待や、複数の人格が日常を形成するメカニズムを明らかにする。
フィクションなら出来が悪いと叫びたくなるような、にわかには信じ難い世界が語られる一方、それぞれの人格は年齢・性別といった表面的な違いだけでなく、筆跡や母国語、能力の差異が認められるというのだから驚き。 -
途中まで。
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話の展開がゆっくりすぎてついていけず で断念。
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すべてが衝撃的である。とても興味深く読んだ。
解離性同一性障害というのがどのような病気なのか、ある程度の知識はあるつもりだったが、この本を読むとそれが(間違ってはいないにしろ)およそ正確とはほど遠いことがわかる。そこにあるのは、想像を遥かに超えた、カレンを守るために団結し、システム化され、個々に独立した世界である。
とにかく、想像を超えているのだ。他に名状しがたい。 -
多重人格について書かれてる本。
医者である作者の経験談を元にしてるとのことなので、作者とカレンと他の人格たちとのやりとりが面白い。 -
人体の神秘ならぬ、精神の神秘。震える。ノンフィクションでここまでビビらされたのは人間コク宝・・・、あれ以上か。