名画のネコはなんでも知っている

著者 :
  • エクスナレッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767820057

作品紹介・あらすじ

絵画好き、ネコ好きにはたまらない必読の1冊!!ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳-。天才画家たちが絵に込めた思想をネコ目線でひも解く新感覚な名画解説書。

感想・レビュー・書評

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  •  ネコは絵画の世界でも活躍してきている。近世、近代、20世紀西洋画そして、浮世絵の世界でもネコは描かれている。著者の井出氏と村内美術館学芸員の川本氏の対談形式で紐解かれている。



     本書の構成は以下のようになっている。第1章 西洋近世 ルネサンスから18世紀へ、第2章 西洋近代から20世紀へ、第3章 浮世絵の猫。



     たまに本や雑誌で西洋画の絵でネコが取り上げられているのを見かけるが浮世絵ではあまり覚えがないので珍しいなあと思った。その中には、今月から渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで展示が始まる河鍋暁斎の「眠りネコ」も取り上げられていた。暁斎は、浮世絵の枠を超えていろいろなジャンルを描いた画家で、英国人建築家ジョサイア・コンデルが入門した暗い海外からも注目されていた。そんな暁斎が描くので化け猫かと思ったら、意外とおとなしいというのか、すやすや気持ちよさそうに眠っているネコを描いている絵だったのでびっくりした。



     絵画の中に登場するネコを見て「ネコもえもえにゃんにゃん」と言う気分になりたい人にちょうどいい。



    Bunkamuraザ・ミュージアム



    http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/

  •  猫がいるだけで可愛いよね。しょうがないよね。

  • 特に猫派ではないけれど、動物好きとしてはこういった企画の本は興味がある。
    対談形式の解説はわかりやすくて勉強になるし、ついこの間読んだ『モチーフで読む美術史』と真っ向から対立する解釈を提出しているところも面白い。あとジェリコーに対するクソミソの評価がなんかおもろい。

  • 名画にこれだけネコが描かれていたとは。知らなんだ。
    2回目を読む。前回読んだこと忘れていた。でも、何回読んでも猫は可愛い。

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著者プロフィール

東京純心女子大学教授

「2004年 『新版・美術館学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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