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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767823058

作品紹介・あらすじ

とても不思議なミツバチたちの世界、養蜂のノウハウ、ハチミツの楽しみ…

感想・レビュー・書評

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  • 必要があって読む。ハナバチの百科事典のような趣。
    習性から養蜂の歴史、養蜂の仕方、ハナバチが好む花の紹介、蜂蜜を使った料理など多岐にわたる。

    あの愛らしい姿のハナバチは世界中で年々激減しているらしい。人間と同じく社会性のある昆虫であり、何より受粉に欠かせない存在だが、大丈夫なんだろうか。

    ひょっとすると自分が生きている間に蜜蜂が絶滅するということもあるかもしれないが、人間との付き合いは古い。
    古代エジプトではすでに養蜂が行われていたらしい。

    蜜蜂の家畜化は世界で同時多発的に始まった。マヤ人はオオハリナシバチを育て、古代エジプトはすでに4500年前にトウヨウミツバチを育て、3000年前には中国で飼育されていたという。

    一方、西洋ではセイヨウミツバチが、主に修道院で育てられていた。なるほどなと腑に落ちた。前々から蜂がときに純潔の象徴みたいに扱われているのを不思議に思っていたが、そういうことだったのか。勉強になった。

    そういえば遺伝の仕組みの解明に貢献したメンデルも聖職者だった。エンドウを栽培してその表現型を観察したんだった。植物と教会・修道院という観点から歴史を辿ってみたらすごく面白そう。

    もう一つ、ハナバチと花は双子のような存在だが、物理的な観点からも対になっているようだ。というのは、空中を飛ぶハナバチは正の電荷を帯びているのに対して、花は負の電荷を帯びている。そのため、花粉がハナバチにくっつきやすくなっている。さらには、ハチが訪れた花は正の電荷を帯びるようになるため、ハチはそれを基準に花を選んでいる可能性もあるという、驚きの仕組み。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/776957

    最近都会でも養蜂が流行ってるって鉄〇DASHで言ってた!
    今こそミツバチについて知ってみませんか?

  • ミツバチの教科書、の名の通りハチミツを取ることに特化した本でした。
    養蜂はセイヨウミツバチを使うことが多そうだし、日本でも役に立ちそうです。
    ……ただ、教科書というだけあって文章がとっつきづらい。挿絵や写真が多くて子供でも興味を持ちそうな表紙なのに、私が苦手とする「翻訳文そのまま」な文体でした。
    これはたぶん元の本も大人向けというか、養蜂自体が現地では老後の楽しみ的な、大人の定番の趣味なのでしょうね。わかってるやつに向けて書いてる。
    あと、熱殺蜂球の効果が「二酸化炭素の増加による窒息死」がメインのように書かれているのが気になりました。スズメバチとの耐熱温度の違いとか、多湿に対するニホンミツバチの耐性の高さとか、ほら、あるじゃないですか?

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