インドのけもの

著者 :
制作 : カンチャナー・アルニー  ギータ・ウォルフ 
  • エクスナレッジ
4.70
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本棚登録 : 82
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (50ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767825922

感想・レビュー・書評

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  • 噂に聞くインドのタラブックスの絵本。
    京都の恵文社で原画(?)を見てそのインパクトに圧倒され、本書を手に取った次第。
    「シルクスクリーンプリントによって一点ずつ製作された、手作りの絵本」だそうだ。

    本書には、インド各地の芸術様式によって現地の絵描きたちの手で描かれたトラ、ライオン、ヘビ、シカ、ゾウ、アリクイ、などの絵がおさめられている。

    なかでも好きなのが「ゴンド画」という様式。
    動物たちの皮膚に繊細な模様が描かれ、どれも半透明に見えるところが不思議。あるいは発光しているようにも見える。どれも捨て難いがマンシン・ヴィヤムさんが描いたワニ(青がとても美しい!)と、
    バッジュ・シャームさんが描いた頭に木の生えたシカ(繊細な線と点。木が風にそよぐ音が聞こえてきそうだ)がいちばん好き。

    それから、マドゥバニ画というカラフルな様式も良い。
    この様式では、ムドリカ・デヴィさんが描いたライオンの絵が圧倒的に好き。キュビズムみたいなライオンの顔は、いくら見ても見飽きない。

  • 動物好き。シュール好き。デザイン好き。
    …な人なら、きっとときめく本。
    独特な感性に、生き物の個性を改めて感じてしまいます。
    配色も美しくて刺激されます。。
    図書館で借りて読みましたが、これは手元にほしい本。

  • <閲覧スタッフより>
    タラブックスの工房でシルクスクリーンプリントにより一点ずつ制作された手作りの絵本です。触れてみると紙の質感、発色の美しさに驚かされます。触って楽しめる絵本です。
    --------------------------------------
    所在記号:726.6||イン
    資料番号:10248492
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  • 美しすぎる、真剣に素晴らしすぎる
    手元に一冊、永久保管すべき 生活と芸術の真髄だよこれが

  • 図書館で目について借りてきた。ゼンタングルを描く参考にしようと思った。ずっと見ていられる。特に「すいぎゅう」が好き。

  • やっと手に入れました。
    紙や印刷の香りも一緒に楽しんでいます。
    刺繍やアップリケの図案にしようかなぁと妄想中。
    タラブックスの本、インドの手作り本、幸せです。

  • 説明から
    「シルクスクリーンプリントだからできる繊細で、色鮮やかな動物たち
    一様ではない手作り感溢れる紙の手触り
    他の本にはないインク独特の香り、五感で楽しむ特別な本です。」
    まさにこの説明の通り
    紙とインクののった凸凹とした手触り

    各部族の色鮮やか動物たち
    これらが天然の土や植物の顔料で、家の壁などにも描かれる

    何度でも眺めてるいたい芸術的絵本


    説明
    内容紹介
    奇跡の出版社とも呼ばれる、南インドの「タラブックス(Tara Books)」が送る

    インド各地の部族に伝わるさまざまな芸術様式で描かれた
    とら、ぞう、うし、しか、へびなど、インドを代表する動物たちが登場する絵本
    待望の日本語版です
    はっとするほど独創的な作品の数々は
    地元のアーティストたちの豊かな想像力と表現力の賜物です。

    本書は一枚一枚丁寧に作られた手漉きの紙に
    シルクスクリーンプリントによって1枚ずつ印刷され
    手製本で綴じられた、ハンドメイドの絵本です。

    シルクスクリーンプリントだからできる繊細で、色鮮やかな動物たち
    一様ではない手作り感溢れる紙の手触り
    他の本にはないインク独特の香り、五感で楽しむ特別な本です。

    日本語版には、ケースとシリアルナンバー
    本と同じサイズのアートプリントつきです。

    大阪市立中央図書館 1268/2000

  • taraBOOKSの工房で、1冊ずつ製作されたシルクスクリーンの絵本。
    とら、らいおん、しか、ありくい、ぞう、などそれぞれの動物を、数人の画家が独自の感性で色鮮やかに描いています。
    色彩や細やかな模様、動物たちの躍動感に目を奪われる、素敵な1冊です✨

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科修了(表象文化論)。
1996年渡英。
10数年のパリ暮らしを経て、ロンドンを拠点に取材執筆・翻訳・映像制作を行う。
著書に『世界で最も美しい書店』『世界の美しい本屋さん』(共にエクスナレッジ)など。
訳書に『世界をゆるがしたアート』(青幻舎)など多数。

「2023年 『スキルアップ色鉛筆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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