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- Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767933139
作品紹介・あらすじ
人間は、生まれたときはまったくの裸ですが、それが、いろいろな関係が結ばれるなかで、それぞれにつながる能力を身につけ、成長・発達していくわけです。この過程で身につけたものが、一般的に"個性"(Personality)といわれているものです。したがって人間は、一人ひとりがいろいろな関係により、それぞれの個性をもっているわけですが、残念ながら日本の社会は、「赤信号、皆で渡れば怖くない」の意識が強いため、多くの子どもたちは、この個性が尊重されない社会で生きています。真の児童の福祉とは、子どもの個性尊重=人権尊重を認めることから始めねばならないと思いますが、日本では、"人権"の真の意味が理解されていない節があります。本書は、このような日本の子どもが置かれている社会状況を正しく理解し、どのようにすることが必要かを、学生諸君と共に考えていこうとする姿勢を中心に述べています。