仕事と就活の教養講座: 生きのびるための働き方

制作 : 細谷実 
  • 白澤社
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本棚登録 : 22
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768479612

作品紹介・あらすじ

ブラック企業に就職したくない、過労死なんて絶対いやだ、ワーク(仕事)もライフ(生活)も大切だ…。いまどき大卒だからといって、正社員になれるとは限らないし、正社員になったからといって安定・安心とは限らない。あたりまえに仕事を続け、あたりまえに生活するためにどうしたらいいのか。実際に若者たちが直面した労働の現場の事例も挙げながら、生きのびるための働き方を、3人の講師がそれぞれの視点から講義する。大学のキャリアセンター、就活支援では教えてくれない、就活前の大学生のための14講。

感想・レビュー・書評

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  • <感想>
    学生時代に何を考えておけばいいのか、日本人の働き方はどうなのかなど「働く」ということが講義形式で分かりやすく説明されている。まさに、生き延びるためのヒントを与えてくれている感覚だった。

    <忘れたくない要点>
    「キャリアデザイン」という言葉を聞くと、あたかも人生が「工夫して努力すれば理想のものになる」と考えそうになる。しかし本来、人のあり方はその時の社会情勢や周囲との関係性で左右されやすい。だから「自己分析」でやりたいことが必ず見つかるとも限らないし、そんなうまく発見できるとはいえない。常識にとらわれて自分のキャリアイメージを縛ってしまうのではなく、何が自分に合っているかを考えることが重要。うまくやれるようになる→興味がわく→工夫し努力する のサイクルが続いた時、それを「やりたいこと」と言うかもしれない。

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著者プロフィール

関東学院大学経済学部教授。倫理学、ジェンダー研究。主な著作に「〈日本男児〉の構築——忘れられた起源としての大町桂月」(小玉亮子編『現代のエスプリ446 マスキュリニティ/男性性の歴史』至文堂、2004年)、『〈男〉の未来に希望はあるか』(はるか書房、2005年)、「文化的存在における多様性と画一性」(唯物論研究協会編『ジェンダー概念がひらく視界——バックラッシュを超えて』青木書店、2006年)

「2009年 『暴力と戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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