- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768701188
感想・レビュー・書評
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純粋数学の勉強とりわけ位相に関する知識をしっかり身につけていないと、ついていけない。大学3年生で読みこなすのは難しいかもしれない。トリッキーな証明はほとんどなくて、わかりやすく工夫されている。解析関数の3冊目ぐらいに取り組むような程度の高いほんです。
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世界的名著と世評の高いアールフォルスの“COMPLEX ANALYSIS”(第3版)の翻訳である.
大学1年程度の微積分の予備知識があれば十分理解できる.
複素数の四則演算から始まって1変数の複素解析学が極めてスタンダードに展開され,
各章末には練習問題もある.翻訳書では原書にはない,それら練習問題の解答も付加されている.
フィールズ賞受賞者による安心できる複素解析学の入門的テキストの決定版である.
第1章 複素数
第2章 複素関数
第3章 写像としての解析関数
第4章 複素積分
第5章 級数展開と無限積展開
第6章 等角写像
第7章 楕円関数
第8章 大域的解析関数 -
さっぱりした見た目とは裏腹に思いの外難しい。概念の定義やストーリーはしっかり書かれているが、定理へのステップを構成する補題レベルの証明が少なく、詳細は読者に任されていることが多い。ただ、じっくりと読むうちに深く美しい内容が記載されていることに気づく。
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アールフォルスの“COMPLEXANALYSIS”(第3版)の翻訳で,複素解析の標準的な教科書。見た目ほどは難しくない。
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複素解析の有名な教科書です。
数理学科の学部2、3年生向け。
理数理 アール||5||1-2||8585 11365450 -
今持っている関数論のどの本でも、参考文献で挙げられている本であり、店頭から無くなりつつあるので、購入しました。
初見では、入り口は入りやすそうですが、途中から急勾配になるのも想定通りです(訳者の笠原先生の本は、最初から急勾配ですが)。
順番があるので、当分積読です。 -
複素解析は小沢満先生に習ったのですが,お弟子さんの野口潤次郎先生の「複素解析概論」がちょうど出版されたときだったので,授業での教科書は「複素解析概論」でした.「複素解析概論」は現代流に書かれていて良い本ですが,当時はなかなかなじめず本書を参考にしながら勉強しました.
もしまだ手に入るなら買っておいて損のない本です.