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- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768703656
感想・レビュー・書評
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図書館で借りた。
タイトルにある∀は「すべて」で、∃は「存在」すなわち、「すべてと存在に泣く」と読む。
本は数学教師が悩んだエピソード集のような形で、サブタイトル的な「数学の盲点とその解明」が実質の焦点である。
高校レベルの数学において、「あれ?これちょっとおかしくない?」といった重箱の隅をつついたような疑問に対するアンサーが多い。また受験数学の観点からは「そんなこと考えずとも合格点は取れる」と言えるレベルな議論。言い換えれば、「役には立たないが、数学マニアが好む内容」であるとも言えるかと。
2006年に新版第1刷発行とあるが、著者の住所が明記されていて驚く。おそらく四半世紀~半世紀ほど昔の本の刷り直しと思われ、文体も古い。Webで軽く調べた限り1980年代には出ていたようだ。それで06年に再発行されているのだから、名著の1つなのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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