すぐやる!すぐやめる!技術 ― 「先延ばし」と「プチ挫折」を100%撃退するメンタルトレーニング

著者 :
  • こう書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769609858

感想・レビュー・書評

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  • ”類書と似たことが書いてあるかと思ったが、僕にとって新しい気づきの多かった一冊。
    ---
    T:30分→タイマーセットでOK
    P:水野さんの『結果を出す人の勉強法』とからむので。
    O:「なかなか続かない」今日この頃。あわせワザで。
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    ・「すぐやる!」「ずっと続ける!」ための4つのルール(p.6)
     ?「ちゃんとやらない」
     ?「最後までやらない」
     ?「効果を気にしない」
     ?「わざわざ時間をとらない」
    ・信じ込んでいるだけ? (p.32)
     先延ばししていると思い込んでいるだけのことは、リストから削除
    ★常識にとらわれずに「これが私のスタイルだ」と認めてほしいのです。(p.40)
     #泥縄で徹夜だって、それが自分スタイルで集中できるならOK!
    ・ゼロベース思考(p.51)
     「もし、いままだ何も始めていないとしたら、それでもこれをやりたいか?」
    ★時間対価値思考には「セルフイメージ」が大切
     #「自分はこの程度」「まだ○○する力はない」「自分の価値はせいぜい年収××円だ」すべて実現してしまう!
    ・「なぜ」「何のために」が明確だからこそ、先延ばしを撃退できる (p.70)
    ・完ぺき主義をやめる
     1年以上ほぼ毎日ブログを書いています。たいした文章ではありません。でも、それがいいのです。
     →できるだけ目標のレベルを低くする!
    ★始めるのも終わるのもタイマーで
     ・調べ物
     ・休憩を始める時間、終える時間
     ・寝る時刻 #これ、いいかも!
    ・自分へのアポとり
     ★毎日1.5hのガンバルタイムはムリでも、週に3時間(1.5×2)ならとれる!スケジュールをいれてしまう!!
    ・ダラダラが習慣化している行動は初めから手をつけない
     #新聞読み、Webサーフィン等。(やるなら、タイマー!)
    ★「パパ、死んじゃイヤ…」(p.154)
     #身体・感情レベルで、イヤなシーンをありありとイメージする
      逆に、ハッピーなシーンもありありと!!
      (筋トレ、マラソン、メルマガ、blog、tw、読書、海外旅行…)
    ★子どもが反省して勉強しているときに怒る。すると、「勉強すること」と「怒られること」が結びついてしまうのです。(p.173)
     #これ、けっこうやっているかもしれない。「怒」感情は一瞬で水に流さないと!
    ★ユダヤ人に天才が多いのは?(読書) (p.178)
     #お父さんのひざのうえで聖書を読んでもらいながら、キャンディーをもらう。
      →親の愛という「心地よさ」と読書が結びつく
    ★エアロバイクをこいでいるときだけ、グラビアアイドルの写真集をみる
     2km進むとページをめくる。毎週日曜日、1ページ目からスタート → 徐々に距離が伸びる
    ・行動の目盛り (p.195)
     「1日に5人にいいところを言う」など”

  • ⓪最重要
    やりたいこと何?
    やらなきゃならないことは何?
    ①どうしてすぐできない?すぐやめられない?
    やりたいのに始められない、続かない。→やってどう良いかわからない。→苦痛だから。
    やめたい行動がやめられない。→やめないと悪い結果になることがわかっていない。→やめることが苦痛。
    ②根こそぎリストアップ
    やりたいこと、やめたいこと、先延ばししていること。すべてをリストアップ。
    ③優先順位づけ
    ゼロベース、時間対効果、費用対効果、実施内容・量。総合的に判断。
    ④心理的抵抗は?
    完璧を求めすぎないこと。
    効果に合わせてプロセスを数値化
    ⑤機械的に時間を入れて実行。
    スケジュール化
    先のばした時には理由を記録。→改善。
    ⑥行動を習慣化
    苦痛を意識。快楽を意識。

  • とりあえずやることのリストアップと毎日ちょっとの行動ですな。

  • 大切なのは自分の軸を見つけ、しっかりと立たせること。

  • 今日は新しい世界に触れられて楽しかったです。
    今まで自分が知らなかったウイスキーやシェアハウスの話をきいて、
    興味の範囲が広がりました。
    より行動範囲が広がって人生が楽しくなりそうです。

  • この手の実用書は、内容というよりもタイトルの強烈さで、つい手に取ってしまいます。
    今回も、内容は二の次かしらと思いながら読んでみましたが、章が進むにつれ、どんどん面白く読めてきました。

    メンタルものは、結局は自己意識改革でしかないため、本を読んでもあまり効果が上がらないと思っている私ではありますが、この本では、気持ちの上だけではない、かなり荒っぽい策を講じています。
    自分の心の甘えや弱さで、なかなか悪習慣を断ち切れない場合、対処法として、強烈な苦痛とイメージを結びつけることが提案されていました。

    たとえば「お菓子や缶コーヒーをとると太る」では、弱いため、お菓子を「乾燥したゴキブリ」、缶コーヒーを「ドブネズミのしぼり汁」のように、絶対食べたくないものと考え、苦痛と結びつけるといった感じに。
    行動の結末を強化するのではなく行動自体を苦痛に変化させる、という考えが、斬新でした。
    これは効果てきめんでしょう。
    しかし、トラウマができて今後一切菓子類や缶コーヒーを楽しめなくなるという大きなデメリットも覚悟しないといけなさそうです。

    さらに、将来起こりうる苦痛を考えても、現実味がなくピンとこないのが実行に取り掛かれない原因だとして、小さくても実感できるレベルのものを思い浮かべことが推奨されています。

    たとえば「歯磨きをしないと虫歯になる」ではなく
    「歯磨きをしないと口のなかがべたべたして気持ち悪い」など。
    行動しないことと現在の苦痛を結びつけることがよいということです。

    また、ユダヤ人に天才が多いことが不思議でしたが、その理由として、彼らは幼いころに父の膝に抱かれ、聖書を読んでもらいながら飴をもらったという暖かい思い出があり、読書が親の愛という心地よさと結びついているのが原因という仮定が紹介されていました。
    興味深いですが、ほかの民族の育てられ方は彼らとは違うのでしょうか。

    自分の経験を元にした、若干破天荒な内容かと思いきや、「オペラント条件付け」と「レスポンス条件づけ」、また「80対20の法則」など、心理学に根差した話も採り上げられていました。

    先延ばしや挫折の繰り返しに悩む場合、それが目下必要でない場合には、思い切って捨てることも奨励している点に、目からうろこが落ちる思いでした。
    必要になったらまたリストに加えればいいとのこと。
    効率を上げるために切る勇気も必要という、かなりラジカルで合理的な考えが伝わってきました。

    繰り返しの箇所を処々に感じつつも、飽きずに読み終えられました。
    また、ドヤ街出身で低い偏差値の家に生まれながらも、努力の末に東大大学院に入ったという著者の経歴がおもしろく思いました。

  • やりたいことと快をむすびつける。やめたいことと苦痛をむすびつける。など、先延ばししていることや止めたいのにやめられないことを実行できるようにする方法が書いてあります。文字のサイズが大きめで要点が絞られて書かれているので、読みやすかったです。ぐずぐずしてて動けなくなることが多い私には、とても参考になりました。

  • 私には、ステップ1の「それは本当に必要なこと?」が特に腑に落ちたのですが、それ以外のステップもすぐに日常に活かせるヒントがかなり紹介されています。
    また、「ああ、これは自分にも当てはまるなあ」といった分かりやすい事例がたくさん用いられており、とても読みやすいです。
    1月は、特に目標設定をする人が多い時期なので、スムーズなスタートをしていくためにも是非ともこの時期に読むことをお勧めします。

  • 100%を望まず80%を目指す。先延ばしにしていることをリストアップし、それが本当に必要かチェックし、切り捨てることをまず第一ステップとする。

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著者プロフィール

平本あきお(ひらもと・あきお)
メンタルコーチ
1965年生まれ。米国アドラー大学院修士号取得、東京大学大学院教育学研究科修士号(臨床心理)取得。「人が幸せになる、科学的で体系的な方法」を39年間探し求め、世界中のカウンセリング、コーチング、瞑想を統合し、包括的で再現性のあるオリジナルメソッドを開発。大学卒業後、病院での心理カウンセラーや福祉系専門学校の心理学講師を歴任。1995年阪神・淡路大震災で両親を亡くしたことを機に、一念発起して渡米。アメリカでは小学校や州立刑務所、精神科デイケアなどに、コーチングを初めて導入。2001年ニューヨークテロ直後、日本に帰国し起業。北京オリンピック金メダリスト、メジャーリーガーなどのトップアスリートや有名俳優、上場企業経営者をコーチング。産業、医療福祉、教育、政治、スポーツ、芸能など各業界のリーダーや起業家もサポートし、約10万人の研修実績を誇る。著書に『引き出す力』[山﨑拓巳との共著](ビジネス社)、『フセンで考えるとうまくいく』(現代書林)などがある。

「2021年 『アドラー心理学×幸福学でつかむ! 幸せに生きる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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