こころが折れそうになったとき読む本: はりつめた気持ちが不思議とほぐれていきます

著者 :
  • こう書房
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本棚登録 : 14
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769610106

感想・レビュー・書評

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  • アナウンサーであり、僧侶である川村妙慶さんの本です。
    妙慶さんは法話ブログが大人気で、一日200通の悩みメールに目を通し回答している方です。

    この本は法話を分かりやすく説いた内容となっています。
    例えば、最初の『「自分を捨てる」ことで、好きなだけ手に入る』という話では、
    住職さんに金平糖を好きなだけ取っていいと言われた子供の話を例にとり、たくさん取りたいのに取れないと泣く子供に住職さんが「瓶から手を抜いて手の平を上にしてごらん」と言い、両手いっぱい金平糖をのせてくれたという話を紹介しており、
    『何が何でも自分のものだと思ってすべてをつかもうとすると手に入らないけど、いったん手放してみると、いただけるものがある』
    という事を分かりやすく説いています。

    女性らしく優しい言葉遣いの文章で、メールで相談してきた人の実話や実際に会った人の話、親鸞上人の言葉を引用し、職場での人間関係、親子関係、男女関係、介護問題などなど様々な悩みについて書かれています。
    多分読んでいると、「ああそうなのか・・・」と思い、心が軽くなるという人が多いのでは?と思います。
    私も心が軽くなったと言いたいところですが、耳が痛いと思う話もあり、読んでいると段々落ち込んでしまいました。

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著者プロフィール

川村妙慶
1964年、北九州市真宗大谷派・西蓮寺の長女として生まれる。池坊短期大学卒業後、大谷専修学院(東本願寺経営)で仏教を学ぶ。10代で住職を亡くし、お寺を継ぐべく状況になるが、人生経験も浅く僧侶になる自信もなく、社会勉強のためアナウンサーの道に。30代から自坊(西蓮寺)へ戻り、本格的に僧侶として活動。結婚後、京都の寺へ嫁ぎ、主婦として、僧侶として生活に根づいた法話を続ける。ホームページに寄せられる月3000件以上の相談メールへの返信、出前法話などの仏法活動を展開中。“現代人の人間関係や生きがい”を主たるテーマに、若者から高齢者に至るまで、様々な悩み解決に取り組んでいる。NHK文化センター、読売文化センター等で「心の講座」講師を務める。NHKラジオ第2「こころをよむ」、KBS京都ラジオ「川村妙慶の心が笑顔になるラジオ」を担当。
ホームページ http://myoukei.life.coocan.jp/

「2023年 『求めない幸せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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