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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769813859
作品紹介・あらすじ
街を流れるスウィングジャズ。歌謡曲の甘いメロディー。花ひらいた大衆文化のもと、コミュニズム、ファシズム、アメリカニズムと日本的秩序への愛着が交錯する驚きの時代史。漠たる不安におびえた芥川龍之介の死から二・二六事件前夜まで。世界恐慌や国際的孤立化をふかめていく世相のなかにも、生活を謳歌する庶民の暮らしぶりをたっぷりと含んで、政治、経済、社会、文化、風俗…興味津々のエピソードと事件の数々で綴る異色の昭和物語。
感想・レビュー・書評
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すごく難しい言葉が多く、ほぼ政治的な話であった。政治以外の話も欲しかった。
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昭和元年から10年までの政治、社会、経済状況を年ごとに追っている。
どういう背景があって、日本が戦争へと向かう素地ができたのかがよくわかる。
テロや反乱(未遂)が毎年のように起こる。
アツい時代というか、荒っぽい時代というか、多くの現代日本人にとっては、日本にもそんな時代があったということがとても想像できないのではないか。
一方で、そんな殺伐とした時代、経済面では「昭和恐慌」と呼ばれた不況の時代の中でも、民衆は明るくたくましく文化を作り上げていたんだなあ、というのもわかる。
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