インテリジェンスから見た太平洋戦争

著者 :
  • 潮書房光人新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769816850

感想・レビュー・書評

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  • 有り 391.6/ハ/21 棚:10

  • 公開された米軍の資料を元にしているので、専らアメリカによる日本の暗号解読の模様が具体的に紹介されている。国力と戦力で圧倒的に劣る側が、情報戦でさえ完敗していた事実は、逆に見れば、物量で彼を凌駕しながらインテリジェンスを疎かにしなかった事の裏返し。その辺に凄みを感じた。ただし真珠湾攻撃については有効な対策を打てておらず、開戦前の油断はあったにせよ、日本側が慎重を重ねた場合、それだけの成果はついてきたとも言える。技術的要素もさることながら、取り組む心構えといった原則的な要素は、想像以上に命運を左右するものなのかもしれない。

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著者プロフィール

戦史研究家

「2014年 『暗号に敗れた日本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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