陸軍燃料廠 新装版: 太平洋戦争を支えた石油技術者たちの戦い (光人社ノンフィクション文庫 381)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769823810

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  • 当時重要となった石油を確保するために奔走した方々の記録。
    日本は、戦術は優秀でも戦略は未熟と聞くことがあります。
    行き当たりばったりで将来のこと未来のことを考えて行動していない印象でした。
    今も変わらずでしょうか。

  • 旧版で既読。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(立花隆選)110
    あの戦争

  •  陸軍の燃料技術。海軍との比較もある。京都大学理学部小松茂教授の研究指導とのこと。東大工学部大島清、九大工学部安藤一雄、明治専門学校(現在の九州工業大学)の栗原鑑司。
    終戦後の後処理についての記述もある
    岩国は三井石油化学、日本鉱業
    「石油技術者たちの太平洋戦争」もある。
    劣悪な航空燃料、燃料不足による訓練時間の短縮など、記憶の記述は貴重だ。
    府中にあった。5年間。

  •  今年92になる祖父が所属していた燃料廠。石油で始まったあの戦争の流れを変えるべく研究したが結果は出せずに終った。
     ただ組織の方針として,最後まで技術者を戦線に送ることを拒否。そのことが戦後の復興に貢献したとの見方。確かにそういう面もあったのかも知れない。

  • そもそも、資源を求めて生じた戦争。錬金術まがいなことをしてまで、石油を確保しようとした当時の彼らを、今の私たちが責めることなどできないと感じた。もし、あの頃のような経済制裁が、日本に課せられたら…。そう視点も大切だと思う。

  • この本も軍を動かす原動力であり、いまだに戦争の種になる油について知りたかったので読んでみた資料性の高い本です。思ったよりも面白く読めました。

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