艦艇学入門潜水艦: 軍艦の起源徹底研究 (光人社ノンフィクション文庫 389)

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  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769823896

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  • 2003年(初出1995~2002年)刊。
    著者は雑誌「シーパワー」編集長。

     開発期(南北戦争期)から、WWⅡ期までの潜水艦の、主に機関部等の推進方法、兵装を中心に解説する。

     閉鎖空間での長期間の作戦運用可能な居住システムとその進展に興味があったが、ほぼ触れられず。

    ◆備忘録。
    ① 日本潜水艦の技術は、WWⅠ後に独海軍より接収したUボートの解析で飛躍的に進展。
    ② 仏海軍は導入早いが、その大量建艦が有機的につながらず、結果、無意味に多数の艦艇が配置(WWⅠ期)。
    ③ 艦隊決戦補助目的から脱却できずにWWⅡに突入した日本海軍。
     さらに言えば、WWⅠは元より、WWⅡ初期の、独国Uボート対英国商船団・護衛艦隊の間で繰り広げられた、大西洋での海戦の戦訓を、日本が上手く取り入れられなかったことに由来。

  • 潜水艦という兵器について、そのルーツから発達史を追っていく構成になっている。第一部で時代を追って様々な国での開発史を紹介し、第二部で日本海軍における潜水艦の歴史をより詳しく紹介している。図表も多用されていて、特に構造、形態を模索している開発黎明期の兵器群に関する項目は興味深かった。
    タイトルに惹かれ入門用として購入したが、兵装や構造物など専門用語も多かったので注釈などが欲しかった。

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