弱小国の戦い―欧州の自由を求める被占領国の戦争 (光人社NF文庫)

著者 : 飯山幸伸

• 潮書房光人新社 (2007年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[pokoritさんの感想 · 2013年2月23日]

二度の世界大戦の中心となった大国の狭間で、中小規模の国々はどのような運命を辿ったのか。低地地方のベルギー、オランダ、北欧のデンマーク、ノルウェー、フィンランド、バルカン半島諸国。歴史も文化も、自国存立のための方針も様々なこれらの国が、どのような判断をし、どのような運命に巻き込まれたかを検討する。自国を平和の下に維持しようとするならば、これらの事例は多くの示唆を与えてくれるだろう。読み物としても十分面白い。