日米情報戦: 戦う前に敵の動向を知る (光人社ノンフィクション文庫 623)
- 潮書房光人新社 (2009年10月30日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769826231
作品紹介・あらすじ
これを読めばアメリカの底力と恐ろしさが良く分かる-日米がお互いを想定敵国とみなしたのは明治の末期までさかのぼる。相手国のあらゆる情報を得ることに努力と資材をおしみなく傾注した国と情報収集を軽んじた国。その結果は戦争運営において表われた。日米双方の開戦後もなお続いた想像を絶する水面下の戦いを大本営参謀の体験をもとに描いた戦慄の情報戦最前線。
感想・レビュー・書評
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新書文庫
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戦前・戦時のエピソードが多数紹介されており、興味深く読めました。情報を高度に収集している現場がある一方で、それを無視する現実がある…。本来、戦争をするに当たっては情報を収集し、その情報の有用性を図るという作業が重要となってくると思われるのですが、少なくともかつての日本はそれ以前のレベルにあったのだなと本書を読んで感じました。著者のように計算尺に例えれば足し算もできないような状態でしょうか。著者の憤慨がよく伝わってくる本です。
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