どこか〈問題化〉される若者たち

著者 :
  • 恒星社厚生閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769910879

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  • おすすめ資料 第85回通俗的な若者論に一石を投じる(2009.3.19)
     
    タイトルのとおり若者について書かれた図書ですが、複数の執筆者によるものながら、豊富な統計・調査・実験を裏づけに、通俗的な若者論に一石を投じる姿勢が一貫して感じられる著作になっています。

    少年犯罪・ひきこもり・ネットカフェ難民・携帯電話・恋愛・ファッション・美容整形といった今日的な話題を広くとりあげ、加えて、ものごとはたくさんの要因が重なり合って成り立っていること、その背景には時代の流れ・世の中の価値観・国の政策も関与していることを押さえつつ各章が展開されています。

    社会学的な側面のみならず、日本の現代史と向き合っているような読み応えを感じることができる1冊です。

  • 全体的にアンチ一般論的な雰囲気なので若者ウケ間違いなし。

    7、8章の性のお話と恋愛のお話はなんとなく心に残りそう。

    日本人はアンタッチャブルを作るのが好きなんだなぁ・・・と改めて思った。

    SEXの話とか、目をそむけようとするから逆に迷走するんだろう。
    もっと大人が真摯に向かい合うべきだよね。

    日本人は本当に無責任な立場で居たがる民族やなぁ…。

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著者プロフィール

弘前大学人文社会科学部教授

「2019年 『大学的青森ガイド こだわりの歩き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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