飛翔する日本

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 150
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770041043

作品紹介・あらすじ

縮こまる悪循環から発展する好循環へ。閉塞と混迷の時代は終わり、再び日本は浮上する。国家的危機の今、日本の潜在力を呼び覚ます画期的シナリオ。

感想・レビュー・書評

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  • ぱらぱらと読む程度。時々興味のある記述。メモ魔らしい

  • 中川さん……中川さんが亡くなってすぐに読みました。

  • 2013/06/15:読了
    以前に一度読み、また読みたくなって読んだが、やはり、良い本だった。
    本が良いと言うより、人間が良いのだろう。
    石破茂さんの「こんな日本をつくりたい」もそうだが、その人となりが本にしみ出てくる感じがする。
    自民党の、筋の良い人たちなのだろう。
    中川さんが何故死ななければならなかったか、いつか分かる時代も来るだろう。

  • 故中川昭一さんの政治に対する、並々ならぬ情熱を感じる本です。
    僕と彼には接点があって(笑)、僕が初級シスアドを取った時の経産大臣が著者なのです。
    賞状には彼の名前が書いてあります(笑)
    さて、著書の中で頻繁に出るキーワードとして『国益』 『羹に懲りて膾を吹く』 『日本の美徳』があります。
    政策に関しては賛否両論あると思います(例えば、年金は税方式が望ましいと当書で言及)。しかしそのスタンスとして、国益をより高くするには日本の美徳、つまり一歩引いての交渉や周囲への配慮等、それらをそのまま世界の主要会議に持ち込むと損をする。主張した者の勝ち、といった僕ら一般人がおよそ知りえなかった裏事情が述べてあり、それらを読むと、あの核保有発言や憲法改正発言等が理解できます。
    特に後者について、今の憲法ではプライバシーの問題等が規定されておらず、時代に対応できないものがあると弁を振るいます。とにかく『国を守ろう』とする姿勢にはその気概に瞠目を覚えます。
    恐らく、彼の印象はおしなべて『泥酔発言で失世界に恥を晒して脚した人』となるでしょう。ところが、やはりメディアに踊らされている自分自身を痛感しました。一部を切り取り、政治にもスキャンダル的に報道するのではなく、その真意を、全体を把握してこそ、少なくとも一部のものからは判断を控えるべきと自戒させられた一冊でした。

  • この人がもういないのが残念でならない。

  • 本書を読めば、どれほど国益を追求していた優秀な政治家だったのかがわかる。
    あんなくだらないバッシングでマスコミに潰されて、日本は大切な政治家を失ってしまった。
    内閣総理大臣中川昭一を見たかった。

  • こっちも読みました。飛翔する襟……じゃなくて日本(笑)

    書いてある内容には逐一納得。
    政治家の本をいくつか読んでみて、ああこういうこと思いながらやってんだなとあらためて思った。
    この人がもう居ないのは惜しいなあ。

    反証のために、民主系の人の本も読んでみようと思います。

  • 最近亡くなった中川昭一元議員。泥酔会見で有名だが、調べてみると政治家としては大変立派な方だったよう。そのような方の考えを是非知りたいと読んでみた。
    内容は、現在日本が直面している問題、またはこれから降りかかるであろう問題について説明している。外交的に日本がどのような存在なのか、そして日本人はどのように振舞えばよいかを示している。
    非常に読みやすかった。

  • 日本は本当に重要な人を失った。

  • 「永遠の友も永遠の敵もいない。あるのは永遠の国益だけだ」
    国益は安全と繁栄であり、世界に立つ上での前提。これがなければ様々な面で飲み込まれる。同時に正義もまた、合わせるでもなく押し付けるでもなく、重なる所は共有させながら守り続けるもの。
    各国の成長は相対的、プラスでも率が低ければポジショニングは下がる。展望の一つは「誇るべき省エネ技術で世界モデルへ」。危機も転じて貢献とビジネス。困難でもやるべき使命と、その転換。そうして国内の人と金を活性化させる。
    規模が力となるエネルギー。レアメタルは技術に直結。水利権のバラバラ行政。諸々の資源の確保に、外国訪問等、国家一丸に取り組む姿勢。
    世界は善意では動かない。守るべき矜持、やむを得ずと確信犯。相手国の時期とスタンスを見極める。自らも、姿勢も価値も意識的に主張する。そして忘れないことの必要性。
    憲法改正、核保有、原子力潜水艦、戦争。議論は当たり前。停滞は世界からの不信にすら繋がる。
    交番の存在感、メリハリをつけて腰をすえる基礎教育、少子化対策、景観、食とスポーツと医療と地域。各々を、日本らしくより良くするには。
    そして、マスコミとネット。動き続ける上での保守、だからこそ必要な改革。
    経産大臣など、行動と出会いの中で目の当たりにしてきた、世界の中の日本を粛々と提示する本でした。格段目新しい内容でもないのに、真っ当にはっとさせられます。曲げないためにこそ客観性が重要。立ち位置を確認し続けること。…地に足ついた方だったんだろうな。

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著者プロフィール

2004年に障害者雇用のために設立された特例子会社のブリヂストンチャレンジドの業務本部長を5年間担当した後、レオパレス21の特例子会社であるレオパレス・スマイルの立ち上げから3年間、業務部長を担当。現在は、特定非営利活動法人東京自立支援センター顧問。

「2013年 『特例子会社における障害者雇用』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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