キリストはふたたび十字架に 下: ギリシャ

  • 恒文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770409201

作品紹介・あらすじ

トルコの役人アガスの小姓ユスファーキ殺しの真犯人は、アガスの護衛だったことが判明し、リコブリシ村は救われたかに見えた。一方、キリスト受難劇に選ばれた者たちは、あたかもその配役の人物に同化するかのように神を求め、難民を救うため長老たちと対立していく。ユダ役のパナヨタロスの入れ知恵で、村の司祭グリゴリスはキリスト役の羊飼いマノリオスを教会から破門する。サラキナ山の荒地に住み着いた難民を率いるフォティス司祭は、自分たちの生存のために奔走するがうまくいかず、リコブリシ村とサラキナ山難民の対立は決定的となる。そしてついに、キリスト役の羊飼いマノリオスに受難が…。

感想・レビュー・書評

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  • 上巻から続く。展開の読めなかった作品だけど、最終的に完璧なまでの受難劇になっているのがすごい。ただ、誰もが聖人になれるわけではないということを、最終章の使徒役の3人が表現しているのかもなぁと思った。

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