クィア・スタディーズをひらく 1

  • 晃洋書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771032002

作品紹介・あらすじ

クィア・スタディーズの現在地を知るためのシリーズ 創刊
「クィア」という視点で世界を眺めたときに、私たちは何に気がつき、誰と出会うのか。
「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が
日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み。

感想・レビュー・書評

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  • 10/10(日)オンライン公開講座 「クィア・オブ・カラー批評—アメリカにおける非白人の知と経験」開催 | 京都精華大学
    https://www.kyoto-seika.ac.jp/news/2021/0930_1.html

    クィア・スタディーズをひらく 1 - 株式会社晃洋書房
    http://www.koyoshobo.co.jp/book/b481248.html

  • レズビアンはスカートを履いてはいけない、化粧はしない、そのような流れがあり、「普通」すなわちフェミニンな格好をしたいレズビアンは、マイノリティの中のマイノリティと位置付けられた。オナべとレズビアンは区別され、「バイ」はレズビアンからも「色情狂の変態」とバッシングを受ける。結果、「クローゼット」と言われる引きこもり的状態と、「同類」からも批判を受ける過剰なカミングアウト。

    正直、本書を読むまでqueerという英単語を知らなかった。

    性的志向という「わかりやすい」ポジショニング軸ゆえ、殊更に取り上げられることも多いのだろうが、日常的な価値観に関しても、相応の多様性はあるはずで、短絡的に「おまえはあっち!」的なカテゴライズは心せねばならないと思わされた。

    章によっては、自分の知見範囲と大きく開きのあるトピックもあり、かなり流し読みをした箇所もあるので、そこは時期を見て勉強したい。

    「#クィア・スタディーズをひらく1」晃洋書房、菊地夏野他編著
    Day28

    https://amzn.to/2tiY1PD

  • 【版元】
    「LGBT」「セクシュアル・マイノリティ」という言葉が日本の文脈で広まっていった過程でとりこぼされてきた問題を掘り起こす試み

    編著者:
     菊地夏野
     堀江有里
     飯野由里子 
    著者:
     朝香知己
     エイミー スエヨシ
     風間孝
     菅野優香
     杉浦郁子
     前川直哉
     渡辺大輔
    ジャンル 哲学 > 思想
    社会 > 社会学
    社会 > 文化研究
    社会 > ジェンダー
    出版年月日 2019/10/20
    ISBN 9784771032002
    判型・ページ数 4-6・274ページ
    定価 2,530円
    http://www.koyoshobo.co.jp/book/b481248.html

    【簡易目次】
    シリーズ慣行にあたって(菊地夏野 堀江有里 飯野由里子) [i-ii]
    目次 [iii-vii]


    序章 クィア・スタディーズとは何か 001

    第1章 一九七〇年代以降の首都圏におけるレズビアン・コミュニティの形成と変容 [杉浦郁子]
    ――集合的アイデンティティの意味づけ実践に着目して 015

    第2章 クローゼットと寛容――府中青年の家裁判はなぜゲイ男性によって批判されたか [風間孝] 052

    第3章 女性同性愛と男性同性愛、非対称の百年間 [前川直哉] 081

    Column イスラエルの戦争犯罪に共犯する東京レインボープライドとわたしたち[小野直子(フツーのLGBTをクィアする)] 102

    第4章 コミュニティを再考する――クィア・LGBT映画祭と情動の社会空間 [菅野優香] 110

    第5章 教育実践学としてのクィア・ペダゴジーの意義 [渡辺大輔] 134

    Column 学校でLGBTをどう扱うか―10年間の経緯と、これから [遠藤まめた] 166

    第6章 クィアとキリスト教――パトリック・S・チェンによるクィア神学の試み[朝香知己] 172

    Column 同性愛の発見と発明――米軍におけるセクシュアリティの歴史 [高内悠貴] 197

    第7章 怒りの炎を噴く――クィア史におけるアジア太平洋系アメリカ人のアクティビズムを記念して [エイミー・スエヨシ(佐々木裕子訳)] 202

    Column 厳しい政治的条件下で手段を尽くして運動をすすめる中国のLGBT[遠山日出也] 257
     1 教科書の是正を求める運動
     2 レインボーマラソン
     注

    執筆者紹介 [1-3]

  • 東2法経図・6F開架:367.9A/Ku99k/1/K

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著者プロフィール

菊地 夏野(きくち・なつの)
名古屋市立大学人間文化研究科教員。専攻は社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究。単著に『ポストコロニアリズムとジェンダー』(青弓社)、『日本のポストフェミニズム』(大月書店)、共著に『戦争社会学――理論・大衆社会・表象文化』(明石書店)、『国境政策のパラドクス』(勁草書房)など。

「2020年 『99%のためのフェミニズム宣言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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