- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784771036666
作品紹介・あらすじ
どんな企業でも「働きがいのある会社」になれる
数百の会社、数千人を超える社員へのインタビュー調査から「働きがいのある会社」を追究した経営学の歴史的名著の完訳版。『フォーチュン』誌が毎年発表している「最も働きがいのある会社」の選考基準「GPTWモデル」誕生の経緯がここに明かされる。
本書は、どんな企業でも「働きがいのある会社」になれることを証明している。本書から得られる教訓は、CEO、経営・管理層、そして従業員に「働きがいのある会社」を創るためのインスピレーションを与えてくれるはずである。このような努力は、私たちの社会生活を豊かにするだけではない。社会全体がその恩恵を受けることになるのである。 (「日本語版のための序文」より)
感想・レビュー・書評
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働きがいのある会社とは何か、という問題提起に対して、ひとまずは職場関係の「信頼」であると答えている。それは模範解答なのだが、その後に続いて、「何がいい職場をつくるのか」と問いかけて、信頼が獲得される16の条件を挙げている。ところが、ここは月並みだと思われる。公平な給与や柔軟な勤務時間、さらに公正な職場ルールと正当な評価を挙げている。これで「信頼」が獲得できるのであれば、マネジメントはいらない。職場全体というよりは、どちらかと言えば、労使関係の従業員側視点を重視した考え方の書物だ。従業員側視点が悪いわけではない。けれども、もし職場全体の信頼をいうならば、それは従業員だけの満足で成り立っているわけではないということだ。(蛇足だが、著者名はRobert Leverigではないか)