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- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772190121
感想・レビュー・書評
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今回は印象に残る話が多い。例えば「一つ目、二つ目、三つ目」。姉妹の中で差別の対象となるのが二つの目を持った少女であり、結局その子が幸せになるのである。私にはとても語れないし、笑えない。「千枚皮」は、父が娘に男女間の愛情を持ってしまう話で、その過程も結末も素直に感動できない。なのに引き込まれてしまうのはなぜだろう。人間の本質をついていて、何の隠し立てもないからかもしれない。昔のお話のいいところは、道徳的、世間体といった壁が取り払われているところにあるような気がする。
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