都市の空間と時間: 生活活動の時間地理学

著者 : 荒井良雄

• 古今書院 (1996年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

現代日本の都市社会において生活活動調査を試み、分析を重ねた成果をまとめた本書は第1部で生活活動空間の基本構造を分析し、第2部で生活活動空間をめぐるいくつかのトピックスをとりあげ、具体的な問題を紹介した。巻末に地理学を中心とした生活活動の研究史を参考文献とともに整理した。本書の目的は、現代日本都市社会における生活活動の諸問題の解決とそのための都市計画、地域計画に寄与することである。

感想・レビュー・書評

[チリペッパーさんの感想 · 2010年10月23日]

行動地理学の名著、しかしアンケート調査は今じゃなかなかできません

著者プロフィール

英文学者。駒澤大学名誉教授。1935年、京都生まれ。文化放送「百万人の英語」の講師として広く知られる。学習院大学在学中から数多くのシェイクスピア劇を演出し、自らも出演。朗読歴は50年以上。シェイクスピア全作品、ディケンズ朗読台本全作品の朗読を完遂し、グローブ栄誉賞（英）、日英協会賞（日）を受賞。辻邦生とは学習院大学でともに教授として交流を重ね、辻作品を朗読してきた。本作『花のレクイエム』も荒井の朗読を念頭に執筆されたという。

「2014年 『DVD&BOOK 愛蔵版 花のレクイエム』 で使われていた紹介文から引用しています。」