訪ねてみたい地図測量史跡

著者 :
  • 古今書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772218597

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  •  なにげなく見てきた銅像が、実は「地図・測量史跡」という範疇でくくることのできる附加価値があることを、本書を通じて知らされた。幣舞公園にある「松浦武四郎蝦夷地探検像」も、立派な「地図・測量史跡」として本書に登場する。

     でわ、どんな人物やいかなるオブジェクトが取り上げられているのか。第一にその多くは江戸時代にはじまる、第二は探検家、もちろん図面作製で著名な伊能忠敬・シーボルト、第四に地図・探検資料保存施設、さらには第五として「経緯度・水準原点」や「日露国境標石(サハリン 海外編)という領域にも目配りされている 。

     本書の出版にあたって、「現地へ行くときに便利な地形図を掲載。ヴィジュアルでわかりやすいガイドブック」というのが、出版社のおすすめキーワード。
    本書は1996年10月、古今書院から出版された(B5判 147p)。既存の資源に新しい視点を重ねて、地域に誇りをうみだす書。

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著者プロフィール

1945年、横須賀市生まれ。1963年、北海道立美唄工業高等学校を卒業し、国土地理院に技官として入所。札幌、東京、つくば、富山、名古屋などの勤務を経て、中部地方測量部長を務めたのち、2001年に退職。同年、地図会社の株式会社ゼンリンに勤務。2005年に同社を退社し、「オフィス地図豆」を開業、店主となる。おもな著書に『地図の科学』『地形図を読む技術』(ともにソフトバンククリエイティブ)『地図を楽しもう』(岩波書店)『地図に訊け!』(筑摩書房)『地図を作った男たち』(原書房)などがある。

「2013年 『地図はどのようにして作られるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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