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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772403665
作品紹介・あらすじ
本書は、ベテランの病院心理臨床家が、毎日の臨床の具体的な場面を一つずつ拾いだして、患者や治療者の心の動きと臨床家の役割を確認しつつ、病院における心理臨床の実際を懇切丁寧に解説したものである。著者はユング派の立場から面接の方法や症例理解のための手引きを説き進めるが、その説くところは自らの経験を基に繊細微妙な考察がなされ、同時に他派の理論も十分に検討されているので、どのような立場の臨床家にとっても極めて説得的であると同時に、ユング派の臨床を学ぶものにとっては理論に傾かない格好の入門書となろう。
感想・レビュー・書評
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第1章 患者に会うことを決める―患者に会う前に心しておくべきことは何だろうか
第2章 患者に引き起こされる感情―患者はどんな不安や恐怖や幻想を持って病院に来るのだろうか
第3章 治療者に引き起こされる感情―治療者はまたどんな欲望や幻想で患者に会おうとしているのだろうか
第4章 面接する―心理療法を始める前にまずやっておくべきことは何だろうか
第5章 心の内に潜むもの―人間はどのような力に動かされているのだろうか
第6章 病態水準について―患者はどのような水準で心を守っているのだろうか詳細をみるコメント0件をすべて表示
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